愛されすぎて“まじめに”困ってます。 (ページ27)

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アサヒside

Aは寝たみたいだ。

それを合図に今リビングでは緊急会議が開かれている。

正しくは事情聴取。

よしくんが呼び出されたみたい。

なぜかまたパクジフンまでいる。

そして、俺もジェヒョクの横に座らされた。

議題はやはりAとのデートについて。

どこに行ったのか、何をしたのか、変なことをしなかったか、Aはかわいかったか
とかよく分からないことをよしくんに真剣に聞いている。

俺はもうAとのデートの約束が出来たから、興味がない。

さっきのAすごくびっくりしてたなぁ…

正直、Aを膝の上に乗せる気はなかった。

引っ張った勢いでAが乗ってきて、本物の椅子のように座り直したAに驚いた。

なんで気づかないのか不思議だったけど、Aが俺の上に座ってることに気づいても何も言わなかったら俺もAを乗せたままにしようと思った。

落ちないように腰にも手をまわそうかと思ったけど、これ以上距離が近くなったら俺がやばそうだったからやめた。

まだ足にAが乗っていた名残がある。

でもさすがに軽すぎるだろA。

ちゃんと食べてほしい。

好きだなぁって言われたとき正直焦った。

そっちの好きかと思って。

最後それとなく匂わせてみたけど、
やっぱり

Aって鈍感だよな…

ヨシ「それな！Aって超鈍感！」

え、声に出てた？

ハルト『思いっきり声に出てましたよ。』

やってしまった。

このままだと何で鈍感だと思ったのか言うまで帰してもらえない。

それはきついぞ。

そう思ったけど、
皆が気になったのはよしくんのほうだったらしい。助かった。よしくん、ごめん。

よしくんがまた5人にいろいろ聞かれてるうちに部屋に逃げよう。