愛されすぎて“まじめに”困ってます。 (ページ26)

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聴き終わった。

『ひーくん、やっぱり天才だね』

アサヒ『よかった？』

『うん。すごく。ずっと聴いてたい。』

『やっぱり好きだなぁ……』

アサヒ『え？』

なぜかすごく驚いた表情で私を見ている。

『ひーくんの歌声ってさ、すごく惹き付けられるものがあるの。だからずっと聴いてたい。』

アサヒ『あぁ、、ありがと。Aにそういってもらえてすごい嬉しい。』

『ひーくん珍しく喜んでるね笑』

アサヒ『俺だって喜ぶよ、さっきも勘違いしそうになったし…』

『へ？勘違い？何かあったの？』

アサヒ『ううん。何でもない。また聴きに来て。』

今日はいっぱい歩いたからか眠たくなってきた。
ひーくんの上も暖かいし、落ち着く音楽も聞いたからなおさら。
早くベッドにダイブしたい。

『うん、待ってる。じゃあ戻るね、部屋。』

ひーくんの膝から降りる。
さっきまでひーくんの体温で暖かかった足がスースーする。
眠たくてフラフラしながらドアを開けようとドアノブを掴んだ。

アサヒ『A、次の休み俺ともデートしよ。』

眠たすぎて何言ってるか分からないけどとりあえずうなずいて部屋まで戻ってきた。

部屋に戻ったらさらに眠気が襲ってきた。

少しだけ、寝よう。

倒れるようにベッドに入った。