とある作戦…【TREASURE】

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「…なんでここに？」



顔を上げるとそこに、ソヨンがいた


いつもは下ろしている髪を今日は束ねている



「たまたま通りかかったんです。」



「…そっか、」









ゆっくりと俺の方に近づくと、一息ついてから口を開いた



「…返事、聞いてもいいですか…？」





小さな声で控えめに言った言葉は震えている



返事、とはあの雨の日のことだろう









「ここ、いいよ」



そう言うとソヨンはさっきまでジュンギュが座っていた場所に座る



…明らかに距離を取って









「…俺さ、Aが他の男といると嫉妬するんだ」






予想外の言葉にソヨンは驚いた様子を見せたものの、目を見て聞いてくれる






「モヤモヤして、不安になって、苦しくて、ムカついて………本当に何したらいいのか分からないんだ、









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………ただひとつ分かるのは、Aが泣いているのは悲しいし、笑っていたら嬉しい。






笑わせられるのが俺ならもっと嬉しい。









ずっと、Aを守れるのは俺だけがいい。









それくらい…









__________好きなんだと思う。」









話し終えて、


何カッコつけてんだ俺、なんて差恥心に駆られる






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