とある作戦…【TREASURE】

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夜、雨が降っていた



「すみません…、雨宿り、させてくれませんか」



インターフォンなり、出てみるとソヨンが立っていて


綺麗な黒髪は雨に濡れ、服もびしょびしょだった





とりあえず部屋に入れて、タオルを渡す



「寒くない？お風呂入る？」


「…じゃあ、お言葉に甘えてっ…」



俺の服の中で1番小さいサイズのものを貸すことにした





ソヨンがお風呂に入っている間


思い浮かぶのはAのことで






携帯の画面を見つめても、返信ひとつ帰ってこない





通話ボタンを押したのは、無意識で



Aに電話をかけていた









何回かコールを聞き、やっと電話に出てくれた



[…よぼせよ]



「あ、A。久しぶり、だね」




なんだか、話すのに緊張する





[うん、そうだね]





明らかに素っ気ない態度を取るA



でもここで怯んでなんか居られない




「……なんで最近ジュンギュと仲良しなの？」




1番聞きたかったこと





仲良いだけじゃ済まされないくらいに、ジュンギュとAの距離は縮まった



それと同時に、俺を避けるようになった







[別に、関係無いじゃん]




「……はっ…？関係あるよ！！









______________俺、Aの彼氏だよね…？」





そうだ、Aの彼氏は俺なのに



Aは違うの？



こんなに好きなのに









どうしたらAが納得してくれるか、頭を抱えていた時だった









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______________「ジフン先輩…？」




お風呂から上がったソヨンが、俺を見て首を傾げている





「…あ、ちょ」



意外にも早く上がってきたソヨンに動揺する









[自分で考えてみたら]





そこでAは電話を切った









「…誰と電話してたんですか？」


紙を拭きながらソヨンが俺に聞く



「彼女」


…だと思ってる




「先輩…」


するとソヨンは近づいてきて









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「好きです。」

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