7人の虎にはご注意を。#3【Travis Japan】 (ページ37)

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°Tiger116 8人ページ37

宮近side

リビングに戻ってきたAはラッピングされた小袋を複数持ってきていた。

吉澤「何それ？」

「はい、これは閑也の」

彼女はそれぞれのメンバーカラーのリボンでラッピングされた物は一人ずつ渡していく。

松田「何これ！見ていい？」

「いいよ」

袋を開けるとそこには小さな赤いダイヤがついたブレスレットが入っていた。

宮近「これ…」

「クリスマスプレゼント！遅めのね！」

中村「え、これ高いとこのブランドじゃん。一個八万とかするでしょ。まじでもらっていいの？」

「値段とか関係ないからもらって！」

Aからクリスマスプレゼントまさか貰えるなんて思ってもいなかった。

それにこんな高価な物。

松倉「え、まじで嬉しいんだけど」

七五三掛「俺ピンクのダイヤだ！もしかしてメンカラ？」

「そうそう。ちなみに8人でお揃いだよ」

メンバーでお揃い。

なんだかくすぐったい。

でも本当に嬉しい。

川島「ええ、ありがとう！」

松田「俺クリスマスプレゼントと買う時間なくて…」

「いいよ、別に私が渡したかっただけ」

松田「いや、絶対に買う！」

俺も次の休みに買おう。

Aが喜んでる姿が見たい。

吉澤「ちょーカッコイイわ。まじでありがとう」

「喜んでくれて良かった」

宮近「A、どう？似合う？」

俺は早速ブレスレットを付けると彼女に自慢げに見せた。

「ちょー似合ってる。カッコいいよ」

宮近「あ、ありがとう」

いけないいけない。

すぐに照れてしまう。

中村「まじAセンス良すぎ。宝物にする」

海人はAの身体をギューっと抱きしめた。

「大袈裟だよ」

彼はナチュラルに甘えられるから羨ましい。

俺がもし急に抱きついたりしたら絶対下心があると思われてしまうだろう。

宮近「(キャラって大切だなあ)」

七五三掛「そういえばあの袋は誰へのプレゼントだったの？ほら、捨てられてたやつ」

しめはAにそんなことを聞く。

「その話はいいんだよ！別に！誰にでもない！自分へのプレゼント！」

Aは慌てた様子で答えていた。

七五三掛「だったらわざわざラッピングしなくても…」

「そういうのは気持ちの問題だから！」

一体なんの話なのだろうか。