7人の虎にはご注意を。#3【Travis Japan】 (ページ13)

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°Tiger92 突然のお誘いページ13

吉澤「そろそろ終わりにするか」

しーくんの言葉に私たちは賛成する。

松田「結構頑張った！」

汗を拭きながらスマホを触っているとSixTONESの北斗くんからメッセージがきていた。

"今日の夜暇？"

たったそれだけ。

"お疲れ様です。今からなら空いています"

そう返すとすぐに返信がくる。

"今日飯食べに行かない？"

"行きます！"

"どこにいる？迎えに行く"

"渋谷の〇〇スタジオです"

"すぐ行く"

どうやら彼は迎えに来てくれるらしい。

松田「久々に3人でご飯でも行く！？」

吉澤「俺は全然いいよ」

「あー、ごめん。私、だめだ」

たった今約束してしまったばかりだ。

松田「ええ！なんで？」

「北斗くんとご飯食べに行くの」

松田「二人で？」

「二人で」

元太はそれを聞くとしょんぼりとする。

松田「いいなあ」

「元太も北斗くんと食べに行きたかった？」

松田「そっちじゃなくて！…いや、そっちもなんだけど」

吉澤「ちょっと行かせたくないなー」

しーくんは私の頬をムニムニと触りながら言った。

「なんでさ」

吉澤「ただの嫉妬」

松田「はい！はい！俺も嫉妬してる！」

元太は閑也に便乗する様に手を挙げる。

「嫉妬って誰に(笑)」

ピコン。

と、スマホに北斗くんからメッセージが入った。

"着いた"

「北斗くん着いたみたいだから私もう行くね～！また明日！」

松田「ばいばーい」

吉澤「じゃあなー」

_

裏口から出ると北斗くんが車に乗って待っていた。

「北斗くん、わざわざありがとうございます！」

松村「いや、大丈夫」

「お願いします」

私は助手席に座る。

松村「ダンスの練習してたの？」

車を発進させ、横目でこちらを向いた。

「はい！今ジャンプさんのバックにつかせてもらってるので…って汗臭いですよね」

今思ったが北斗くんはオシャレなのに私は動いたままのラフな格好。

明らかに釣り合ってない。

松村「いや全然臭くないし、むしろいい匂い(笑)」

「それは嘘です(笑)」

フォローしてくれるなんて、彼は優しい。

「そういえばなんで今日私を誘ってくれたんですか？」

松村「え？会いたいなって思っただけ」

一瞬こちらを見て微笑む彼にやっぱりカッコイイんだなぁと実感した。