7人の虎にはご注意を。#3【Travis Japan】 (ページ6)

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°Tiger85 想いは消してページ6

ちゃかは美人な女性スタッフさんにプレゼントを貰って凄く喜んでいた。

それに肩に触れたりで距離も近かった。

なんだよ。

いい感じの人がいるなら言ってよ。

何で私に

キスなんかしたんだよ…。

「(渡せるわけないじゃん)」

結局私はまだ、宮近海斗のことが

好きだったんだ。

気持ちを忘れると共に私はラッピングされたプレゼントをゴミ箱へと捨てた。

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宮近「それじゃあ盛り上がっていくぜ！まずはLock Lock！！！！」

「「「きゃーー！！！」」」

生放送が始まった。

Lock Lockのイントロが流れ、気分が上がってくる。

お客さんも大盛り上がりだ。

中村「ま、わ、せー！！」

うみの煽りでどんどんスタジオは盛り上がる。

やっぱり、ライブは楽しい。

松倉「次は宮近海斗、川島如恵留、吉澤閑也、七五三掛龍也でKISS FOR U」

中盤。

海斗の曲紹介で4人のステージが始まった。

私たちは裏でパフォーマンスを見守る。

Kis-My-Ft2さんのKISS FOR U。

昔の少クラでもちゃかとシズは歌っていた。

切ない曲調。

少しだけ、浸ってしまう。

宮近「次は松倉海斗、松田元太、中村海人、七五三掛Aで愛のかたまり」

ちゃかの合図と共に私たちはステージで踊り出す。

愛のかたまり、これはKinKi Kidsさんの曲。

そして、あっという間に生放送も終盤を迎えようとしていた。

私たちはサンタクロース仕様の衣装に着替えた。

宮近「次が最後の曲です。聴いてください。White Love」

バックにつかせてもらっているHey!Say!JUMPさんのWhite Love。

愛しい君へと気持ちがこもったラブソング。

間奏のダンスの途中、ふと、ちゃかと目が合った。

「！」

彼はびっくりするくらい優しい顔で微笑む。

そうだ。

私は海斗のその顔が一番好きなんだ。

あなたが笑ってくれるなら、それで充分。

充分だから。

ラストのサビ。

私はセンターに立つ。

「"たったひとつだけ願いが叶うのならば君が欲しいよ"」

声が震えた。

涙が、勝手に溢れていた。

宮近「！」

「"最初で最後の恋を始めようよLady"」

ソロパート。

私は海斗を想って泣いてしまった。

「(本当に好きだったよ、海斗)」

さよなら、私の初恋。