7人の虎にはご注意を。#2【Travis Japan 】 (ページ6)

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°Tiger45 兄とイモウトページ6

吉澤side

@beauty_travis

松松とAに遭遇！3人で手繋いでてちょー目立ってた！！

@kkkk_aaaa

Aに会った…可愛すぎて無理。結婚してくれ

@noel_1114

Aちゃんは松倉と元太どっちを選ぶの？

@gengen0419

【遭遇情報】

Travis Japan
七五三掛A
松倉海斗
松田元太

Aちゃんが小さな世界を歌って歩いており、松松が合いの手を入れていたそうです。

SNSでAの近況を調べるなんて元太みたいなことをしてしまった。

七五三掛「そんなにAが気になるならメッセージ送ればいいのに」

目の前でチョコケーキを食べるしめは、こちらを向かずにそう言った。

休日。

俺はしめとカフェで過ごしてる。

吉澤「しめ、クリームついてる」

七五三掛「ん？あ、本当だ」

どこか抜けているところが、Aとしめはそっくりだ。

さすが長年連れ添っている家族。

七五三掛「シズ、Aの連絡先知ってるでしょ？そんなのみてるよりずっと近くに感じられるよ」

吉澤「まあ、そうだけど特に話すことないし話す必要ないし」

七五三掛「まあ俺はどっちでもいいけど」

しめは黙々とケーキを食べ進める。

俺はカフェオレをすすり、ゆっくりと口を開いた。

吉澤「なあ、しめ」

七五三掛「ん？」

吉澤「前、俺に相談してきたこと覚えてる？」

大切な話があると彼に呼び出されたことがあった。

その内容を聞いた時は声にならないくらい驚いた。

七五三掛「…うん」

吉澤「本当にいいの？Aに言わなくて」

しめは食べる手を止める。

七五三掛「シズはどうするべきだと思う？」

吉澤「俺は言うべきだと思う。家族なんだから」

彼は時間が止まったようにしばらく動かなかった。

しばらくしてまたケーキを食べ始める。

七五三掛「考えてみる」

吉澤「うん。簡単に言えることじゃないしね」

七五三掛「そうだね…」

しめは綺麗な顔をこちらに向け、少し表情を歪まさせた。

七五三掛「本当は血のつながりがないなんて、そう簡単に言えないよ」