7人の虎にはご注意を。#2【Travis Japan 】 (ページ42)

今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:501,881 hit

Another Story～ぷれぜんと①～ページ42

これは私がTravis Japanに加入する前、芸能活動を休止していた時のお話。

「メイクもバッチリ！あとは眼鏡と帽子をかぶって…どう？お兄ちゃん！」

七五三掛「めっちゃ可愛いよ」

今日はお兄ちゃんが所属しているグループ・Travis Japanの単独コンサートの日だ。

本当は家族ということでチケットが貰えるのだが、私はファンクラブに入り自力でコンサートを当てた。

「見て、うちわも作ったの！しめちゃんって！」

七五三掛「いつの間に(笑)」

「こっちもあるよ！TJポーズして！」

お兄ちゃんは団扇を見てなぜか大爆笑する。

七五三掛「別にいつでもするのに(笑)」

「アイドルしてる時のお兄ちゃんにもらいたいんだよ」

七五三掛「じゃあ頑張ってAのこと見つけるね」

私は全力で頷いた。

__
_

松倉「あ、A！」

Travis Japanの楽屋にお邪魔させてもらうと、もう見慣れたメンバーが揃っている。

松田「今日も来てくれたんだね」

川島「わざわざファンクラブ入ってチケット当てたって本当？」

「あー、はい(笑)」

川島「ねえ、そろそろ敬語やめてよ(笑)」

如恵留くんとはもう何度も会っているがどうしても敬語が抜けない。

松倉海斗、宮近海斗、松田元太、吉澤閑也とは『ジャニーズJr.ランド』という番組が始まった時からの友人。

中村海人とは『ガムシャラ！』と『少年倶楽部』の時、そしてトラジャのコンサートがある度にちょこちょこ会っていた。

彼も『ジャニーズJr.ランド』に出演していたが関わることはあまりなかった。

中村「今日もしめに似て可愛い顔してんね」

「あ、ありがとうございます」

吉澤「海人、まだ敬語にされてんの(笑)」

私に敬語を使われ中村くんは少し傷ついた顔をする。

宮近「海人、いつもAと仲良くなろうと必死なのに(笑)」

七五三掛「まだ敬語(笑)」

自分でもよく分からないが如恵留くんと中村くんには敬語が抜けない。

中村「あれ？俺らもう結構な付き合いなはずなんだけどな」

川島「俺も少クラとか楽屋とかで会ってたはずなんだけど(笑)」

悲しそうな顔をする二人に他のメンバーは勝ち誇ったように大爆笑していた。

松倉「トラビスとAで食事会したこともあったよな？」

松田「なのにまだ距離縮まってない(笑)」

双子はこりずに如恵留くんと中村くんの傷をえぐりまくっていた。