7人の虎にはご注意を。#2【Travis Japan 】 (ページ34)

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°Tiger73 なにわのお仕事ページ34

翌朝。

私は朝から仕事で大阪へと向かっていた。

中村「ねむ…」

新幹線。

隣に座る海人は当たり前のように私にもたれかかってくる。

今日も今日とて甘えモードだ。

「うみ、今日なんか元気ないね？」

中村「べつにー」

今日は私とうみ二人だけ。

なにわ男子の特番で特別ゲストとして呼ばれることになったのだ。

「なにわのみんなに会うの久々かも」

中村「俺も」

うみはそれ以降、スヤァと眠ってしまった。

「うみ、何かあったんですか？」

うみの隣に座るマネージャーさんにこそっり声をかける。

マネ「昨日の帰り、閑也くんと喧嘩したみたいですよ」

「ええ！まあ珍しいことではないけど…」

私が帰った後にしたということだろう。

早く仲直りしてくれればいいが。

_

西畑「A、めっちゃ久々やん！」

大阪に着き、早速なにわ男子の楽屋にお邪魔すると西畑くんが出迎えてくれた。

西畑「大阪万博行った以来やんな？」

「もうそんなにですか！」

高橋「A～」

西畑くんの後ろからは恭平くんと道枝くんが顔を覗かせた。

道枝「今日はよろしくお願いします」

「いえいえこちらこそ」

藤原「固っ！」

「あ、丈くん。虎者観にきてくれてありがとうございました」

彼は先月の虎者を観劇しに来てくれたので、そこまで久々ではない。

大橋「A～！久々やなぁ」

「あ、大橋くん！プリン買ってきましたよ！」

私は美味しいと有名なプリンをいっぱい買ってきた。

大橋「ありがとう」

長尾「量が多い(笑)」

両手に持つ袋を掲げると長尾くんは苦笑いをする。

大西「そういえば中村海人くんは一緒じゃないんですか？」

可愛いお顔の持ち主・大西くんがキュルキュルな目で首を傾げだ。

「実はうみ…今調子悪くなっちゃったみたいで。楽屋で休んでる」

先ほど見たうみの顔は真っ青だった。

あの調子じゃ収録できるかも危うい。

西畑「無理せんといてな？」

西畑くんは本気で心配してくれているようだ。

「伝えておきます」

大橋「てかそんなドアの前立ってないで入りなよ」

「いえ！挨拶にきただけなんで！うみも心配だしもう戻ります」

高橋「次俺ら遊ぶ日どうするん？」

「また決めましょう！」

私は7人にお辞儀をすると、自分の楽屋へと急ぎ足で戻った。