素直な気持ち ページ8
「うん。平気だと思う。…ヴァンパイアだし？」
最後の言葉はもちろん、小声で言った。生徒達に知られないようにってレイジに言われてるし。
スバル「…そうか。辛かったら…言えよ。」
そう言ってスバルは教室へ入っていった。スバルと私は、クラスが違う。
「…ふふっ…優しいよねスバルは。」
本当は兄弟皆優しいんだけど。レイジやスバルに限らず、表現の仕方がちょっぴり下手なだけでアヤト達三つ子もシュウも、とても優しい。
私はそう思いながら、自分の教室へと入った。
女子生徒「あ！A様よ！A様！おはようございます！」
「おはよう、皆。今日も一緒に授業頑張ろうね！」
クラス全員「はい！！」
私はみんな同い年なんだから、敬語を使わないで普通に話してほしいんだけど、前それを言ったら“そんな事できませんよ！！”なんて言って、断られた。
まあ私が逆巻である限り、周りからすれば敬語を外して普通に話すなど無理な話なんだろう。
その時HRの始まりを知らせるチャイムが鳴ったので、席に着き準備をした。
ある程度の授業が終わり、休み時間。私は借りていた本を返すため、図書室へと向かっていた。
「ん…？あっちに…」
廊下を歩いている途中、ある空き教室から気配がしたのでその空き教室のドアを少し開けて覗いてみた。
「…はぁ…もう…」
そしてすぐ閉め、また図書室への歩みを再開した。
空き教室にいたのはライト。女子生徒とお取り込み中だった。…どれだけ女子が好きなのか…。
「…くだらないもの見ちゃったな。」
図書室に着き、さっさと本を返して新しく本を借りる。
私は本が好きで、よくこうして本を借りに来る。
子供の頃から本は読んでいて、10歳ぐらいから普通の本じゃ物足りなくなって、色々な文字でかいてある難しい本も勉強して読んでいたので、今じゃどんな本も読める気がする。
「…うん、これにしよう。」
大抵すぐに借りる本は決まるから、図書室にはあまり長くはいない。
決めた本を借り、私は教室へと戻った。
そして今日全ての授業を受け終わり、今はもう放課後。
スバル「…A。」
スバルが教室に迎えに来た。
「あ、スバル！お疲れ様。行こっか。」
私達は二人でリムジンに向かった。
〜リムジン前〜
「ただいま、レイジ。」
レイジ「おかえりなさいA。」
スバル「……。」
スバルは無言でリムジンに乗る。
「じゃあ皆が来るまで私も乗ってるね。」
そう言って私もリムジンに乗り込んだ。
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ユウナ(プロフ) - ワカメさん» ありがとうございます！読んで下さっているんですね！とても嬉しいです！ワカメさんの言葉を励みに、試験も更新も頑張りますね！！ (2018年10月27日 16時) (
レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ(プロフ) - 二期楽しみにしてます！試験忙しいと思いますが頑張ってください・・・。 (2018年10月27日 15時) (レス) id: 5f29cae1fe (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 更新延期が続いてしまっているため、一週間後、出来た話はすぐ更新を致します。一日に2話更新するかもしれないので、ご理解をお願い致します。 (2018年10月15日 23時) (レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 皆様にご報告があります。先日お知らせした試験は終了したのですが、まだ他の試験がある事が分かりました。そのため、もう一週間更新を遅らせる事になりました。多大なるご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。 (2018年10月15日 23時) (レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 読者様には申し訳ございませんが、それまでお待ち頂けると幸いです。お知らせが遅くなり申し訳ございませんでした。 (2018年10月7日 23時) (レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shuna | 作成日時：2018年7月4日 21時
