黄色い花 ページ6
急いで私はシュウの部屋へ行った。
〜シュウの部屋〜
コンコン
「シュウ…？お、起きてる？」
………
…やっぱりだ。いつも起こしに来る時思うけど、シュウに限っては四六時中寝ているし、起こすのも至難の業で部屋に入って起こす他ないのでノックが必要なのかと思っている。
「はあ……入るね。」
ガチャ
シュウ「スー……スー……」
部屋に入れば、シュウは規則正しい寝息をたてて眠っていた。
「…シュウ。ねえ起きて。」
シュウ「スー……スー……」
…全然動いてくれない。
「シュウってば…はぁ………シュウ！」
シュウ「スー……スー……」
なぜこんなに起きないのかが本当に不思議で仕方がない。近づいてシュウの体を揺すってみる。
シュウ「んん……なんだよ……」
やっと目を開けてくれた。
「なにって…もう時間。だから起こしに来たの。いつも通りにね。早く下に来て。」
すると、シュウは向こうへ寝返りをうった。
シュウ「なんで毎日学校なんか行くんだよ…面倒くさい…」
「…忘れた？シュウ前、北極送りにされたでしょ？留年なんかするから…本当はシュウすごく頭がいいのに…」
シュウの頭脳はどうなっているのかというほど優れている。しっかりやっていれば留年なんてありえないくらいなのだ。なのにやる気が全くといっていいほどない。そこがシュウの欠点…かな。
シュウ「…もう北極送りはごめんだ…」
北極は当然だけど、とてつもなく寒かったらしい。食料がなくてホッキョクグマと戦ったとか…。
「だったら…尚更学校に…」
シュウ「行って欲しいなら…お前が俺のやる気を起こす事…楽しみをつくれよ。」
シュウは私の言葉を遮ってそう言った。
「楽しみを…？シュウの？…何をすればいいの？」
シュウ「そうだな…血とか…だな。」
「っ……」
血か……あとでライトにもあげるんだよね…アヤトにもさっきあげたし…
そのとき、シュウはニヤッと笑った。
シュウ「どうするんだ…？A。お前だって俺を北極送りにされたくないだろ。」
…ずるい…シュウはこういう時にも頭が使える。
「わかった…ただ後でにして。今は皆を起こすのに思ったより時間がかかっちゃったから急がないと…はぁ…なるべく急ぐからってレイジに言ったのに。」
そう言うと、シュウはゆっくり起き上がり「行くぞ」と言って部屋を出て、下へ向かった。
私も足早に下へと向かった。
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ユウナ(プロフ) - ワカメさん» ありがとうございます！読んで下さっているんですね！とても嬉しいです！ワカメさんの言葉を励みに、試験も更新も頑張りますね！！ (2018年10月27日 16時) (
レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ(プロフ) - 二期楽しみにしてます！試験忙しいと思いますが頑張ってください・・・。 (2018年10月27日 15時) (レス) id: 5f29cae1fe (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 更新延期が続いてしまっているため、一週間後、出来た話はすぐ更新を致します。一日に2話更新するかもしれないので、ご理解をお願い致します。 (2018年10月15日 23時) (レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 皆様にご報告があります。先日お知らせした試験は終了したのですが、まだ他の試験がある事が分かりました。そのため、もう一週間更新を遅らせる事になりました。多大なるご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。 (2018年10月15日 23時) (レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 読者様には申し訳ございませんが、それまでお待ち頂けると幸いです。お知らせが遅くなり申し訳ございませんでした。 (2018年10月7日 23時) (レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shuna | 作成日時：2018年7月4日 21時
