青い花 赤い花 ページ2
「ん…ふあぁ……もう起きないと。」
外はもう夕方だ。私達は夜間学校に行くから今起きる。
先に制服に着替えて、私は自室を出てリビングへと向かった。
ガチャッ
リビングの扉を開けると、そこにはレイジがいた。
レイジ「おはようございます、A。今日も早いですね。」
「レイジこそ。いつも朝から私達の世話で…大変でしょ？迷惑ばかりかけてしまってごめんなさい。」
私は目を伏せながらそう言った。
レイジ「いえ…Aはしっかりしています。迷惑どころか兄弟達の世話もしてくれて本当に助かっ
います。ありがとうごさいます。」
レイジはそう言って微笑んだ。やっぱりレイジは優しいな…。つくづくそう思う。
レイジ「私に謝罪すべきなのは他の兄弟達ですよ…まったく。世話を焼かせて。」
今度は呆れ顔のレイジ。まあ…気持ちは分かる。
私がレイジの立場だったら、こんなに兄弟を上手くまとめられない。
そしたらどうなることか…
そう考えていると、レイジがふいに言った。
レイジ「A。毎度毎度すいませんが、みなさんを起こしてきてもらえますか？」
「わかった。なるべく急ぐから。」
私はリビングを出た。
〜アヤトの部屋〜
コンコン
「アヤト？起きてる？もう時間よ。」
「……。」
ガチャッ
起きている様子がないので、部屋に入った。
案の定、アヤトはすやすやと寝ている。
「アヤト、ほら起きて。」
少し肩を揺さぶって言うと、ゆっくりと目を片方だけ開けた。
アヤト「なんだ…Aか…ふあっぁ………まだねみぃ…」
そう言って、寝返りをうち向こうを向くアヤト。
「はぁ…眠いのはわかるけど…お願い、起きて？」
アヤト「……クク……なら…………っ！！」
「え…！」
アヤトは急に私の腕を引っ張ってベッドに押し倒し、馬乗りになった。
アヤト「血をくれたら…起きてやってもいいぜ？」
悪戯な笑みを浮かべながら言うアヤト。…こういうことになるかもと思っていたけど…
思った通りだった。
「…わかった。でも少しにして。…レイジにまた叱られるかもよ？アヤト。」
アヤト「うるせえよ…あんな七三メガネ、ほっときゃぁいいんだよ…じゃあ、もらうぞ。」
気づいたらブレザーとワイシャツのボタンは外されていた。
アヤトは私の首筋に牙を立てた。そして刺した。
「うっ………アヤト…強い…！」
アヤト「ん……っ………」
数分吸われた。
アヤト「うまかったぜ？またくれよ。」
「…じゃあ下行ってね。」
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ユウナ(プロフ) - ワカメさん» ありがとうございます！読んで下さっているんですね！とても嬉しいです！ワカメさんの言葉を励みに、試験も更新も頑張りますね！！ (2018年10月27日 16時) (
レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ(プロフ) - 二期楽しみにしてます！試験忙しいと思いますが頑張ってください・・・。 (2018年10月27日 15時) (レス) id: 5f29cae1fe (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 更新延期が続いてしまっているため、一週間後、出来た話はすぐ更新を致します。一日に2話更新するかもしれないので、ご理解をお願い致します。 (2018年10月15日 23時) (レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 皆様にご報告があります。先日お知らせした試験は終了したのですが、まだ他の試験がある事が分かりました。そのため、もう一週間更新を遅らせる事になりました。多大なるご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。 (2018年10月15日 23時) (レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 読者様には申し訳ございませんが、それまでお待ち頂けると幸いです。お知らせが遅くなり申し訳ございませんでした。 (2018年10月7日 23時) (レス) id: d3e94e6be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shuna | 作成日時：2018年7月4日 21時
