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「A！」
私が先にカウンター席で待っていると
大きめの声で名前を呼ばれ振り返る
『ホント、急にごめんね！』
私が謝ると
全然いいよ！といつもの笑顔で言い隣に座った
「でも、居酒屋に誘われたのは意外だった！」
私が選んだわけではない、なんて言えなくて
私は苦笑いを浮かべた
.
お酒と、軽いおつまみを注文すると
「Aってお酒強いの？前結構酔ってた気がしたけど、2日連続で飲むなんて」
なんて痛いところを突かれてしまった
『あー...弱い方だと思うけど、
昨日私あんまり飲めなかったからさ...！』
なんて咄嗟に嘘をついた
「...なるほど。じゃあ今日はたくさん飲まなきゃだね！」
そんな元太の言葉に若干の恐怖を感じつつ
届いたグラスで乾杯をした
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作者名：きい
| 作成日時：2020年4月25日 20時
