君の音色(こえ)が聴こえる

二年生も… ページ23

なんかさ、思うんだ

時ってさ、すぐ過ぎてゆくよね

高校の間ってやりたい事たくさんあるから

すぐ二年になって、三年、そして、卒業…

今、この時間をとっても大切にしたいんだ

この日の事を…いや、今過ごしている日々を一生忘れたくないって思う

一秒だって、無駄にしたくない

そう思わない？

彼は私に問う

A: そうだね、私も思うよ

彼: だよね

A: さっきから思ってたんだけど…

彼: なにを？

A: なんで標準語なの？すごい違和感…

彼: 今、練習中なの

A: だめだよ、あんなに関西弁似合うのに

彼: そーか？んじゃ、普通にするわ

A: うん♪

タカシ: 標準語って難しいねん〜

A: それは、タカシだけかな？笑

タカシ: そんなことないでー？
多分世の中には思ってる人は沢山いるはずや〜！

A: そうだね〜

私は、高校二年生になって、

もうすぐで、高校三年生

二年生終盤だ…

タカシくんと、一緒に屋上にいれるのも、もうすぐで終わり

大好きな彼に会えなくなると思うと…

嫌だなぁ…

もっともっと一緒にいたい…

でも、多分タカシくんは友達としか思ってないんじゃないかな…

A: タカシくんってもうすぐで卒業だね

タカシ: …せやなぁ、寂しくなるわぁ

A: そうだね…

タカシ: せや！卒業式終わったら屋上きてくれんか？

A: うん！いいよ〜

.

▼タカシ(屋上にて)

A:タカシくんもうすぐで卒業だね

え…

あ、そうや！

俺今年卒業やわ

どないしよ

「「卒業式終わったら屋上きてくれんか？」」

あ、しもうた！

口に出してしまったやん！

あー、俺の馬鹿っ！

そして、いいよって言われたし

どないすんねん！

とりあえず、卒業式の後にAにもう屋上きちゃいけないって言わんとな

どーせ、俺は卒業しても屋上いるし

会ったら、むこうだってこまるやん？

俺は会いたいんやけどな

毎日のように

あぁ…俺今の自分の立場わかってるんか…

今の俺は…

いや、今後の俺も変わらないかもしれんけど…




大好きやで

俺はこの気持ち伝えた方がええんやろうか…

後から龍一に相談やな

龍一は俺の事全部知ってるしな…

決断→←打ち上げ後

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