君の音色(こえ)が聴こえる

体育館裏 ページ17

とりあえず、行ってみよう！

体育館裏へ向かった

笹渕発見っ！

あと、もう一人いるけど、後ろ姿だから、誰かはわからない…

小走りで駆け寄る

笹渕: あ、きた

A: ごめんごめん！

私は笹渕ともう一人の彼に頭を下げる

顔をあげると彼が誰かわかった

小林先輩だっ！

小林先輩: 日程ね、決まったらしいから伝えるってことで呼ばれたんだ〜♪

あ、そういうことか！

笹渕: 来週の金曜日の18:00に校門ね

A: 了解〜

小林先輩: おーけ！

？: 龍一！なにやってんのよ

遠くから女の子の声が…

見てみると 夏華先輩ぃ！？

小林先輩: あ、夏華じゃん！

夏華: ねー、なんの話？？遊ぶの？

夏華先輩には関係ないじゃない！

なんてことは言えるはずもなく…

笹渕: はい、体育祭打ち上げで…

夏華: えー！？いいなぁ！私もいれて？

嘘でしょ…？

夏華: ねー、Aちゃんいいよね？

そういい睨みつけてくる

こ、こわい〜

A: 沢山いた方が楽しいですし…

こう言うしかないよね…泣

笹渕: そー？

小林先輩: 夏華よかったな

夏華先輩: うん！楽しみにしてるね

うぅ…。

告白できるチャンスあるかな？

心配になってきた…

邪魔されそうなんだけど…

って、待って、タカシくんは？

体育祭打ち上げだけど、呼んでもいいんじゃないかな？

小林先輩と笹渕仲いいし

夏華先輩は…？

まぁ、いっか

勝手に呼んじゃお♪

ちょっと楽しみになってきた♪

▼笹渕

まじかよ

あの…夏華先輩ってやつもくるのかよ

見た感じ小林先輩に好意を抱いてる

Aの告白が邪魔されなきゃいいんだけど…

邪魔されたりしたら

俺の計画も水の泡だ

それだけは、阻止しなければ…

▼夏華

龍一が呼ばれてるとこ見ちゃってたんだよね〜

そして、打ち上げの話もはじめから聞いてた

龍一にあの子(A)を近づけない

私だって、好きなんだから…

渡さないからね…

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