Midnight train ―Nakajima―

Station 4 ページ4

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合コンに来たものの、

来てる女は少しギャル系で…

正直、遊びで十分、いや、遊びたくもない…

そんな感じだった。


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よく見ると、

男5に対して、女4だし…


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きっと、

急にこれなくなったんだろうけど…


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俺、

数合わせで来た意味なーい(笑)


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裕「圭人…」


圭「どうしたの？」


裕「俺、帰るわ…人数足りてるみたいだし。」


圭「そっか…なんかごめんね。」


裕「いいよ、別に。おなか一杯になったし(笑)」


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圭人に会費を渡して、

俺は店を後にする。


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電車のホームに行くと、

酔っぱらいのサラリーマンがごろごろ。


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俺も会社に勤めだしたら

こんな風になっちゃうのか―…


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自宅方面の電車が来て、

俺はその電車に乗った。


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いつものように

ミュージックプレーヤーを取り出し、

音楽をかける。


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裕「♪〜〜〜〜〜」


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その時、

向かいの座席に一人の女の子が座った。


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その瞳からは、涙が流れていて、

水色のハンカチで一生懸命涙を拭いている。


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さっきの合コンにいた女とは正反対で、

清楚で…いわゆる「お嬢様」って感じ。


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裕「こんな電車の中で泣くなっつーの…」


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