嫌われ者の監督生【twst】 (ページ2)

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0日目ページ2

女子生徒1「ほっらー！
拾えよ」

鞄をひっくり返され、
床に落ちた教科書などを拾おうと椅子を立ち、落ちた教科書に手を伸ばした瞬間、頭から水をかけられた。

男子生徒「っしゃー！
写真撮れ撮れ！！
ネットにばら撒け！ひっひゃー！！」

パシャパシャと濡れた制服から浮く下着の写真を撮られた。

隠そうともせず、落とされ慣れてしまった教科書に手を伸ばした。

が、それは掴むことはできず、落とした女子生徒に足でその手を踏みつけられてしまった。

バキッ。と音が聞こえ痛みが人差し指に走る。

折れた。と思った
それかヒビが入った。

女子生徒2「えっ、やばいんじゃない？」

女子生徒3「やりすぎじゃない？折るのは」

女子生徒1「な、何言ってんのよ！折れてなんかないわよ！
ほら！腫れてないし！」

女子生徒4「確かに、
それに、ま、気遣いなんて必要ないし、ねっ！！」

その声とともにお腹あたりを蹴られた。
蹲った私の姿を見た女子生徒は、
私目掛けて足を伸ばし、力一杯踏みつけた。

声を出すことはなく、
泣くこともなく、私はただただ

報われない人生に嫌気がさした。

いや、これは嫌気ではない。

絶望したのか。

その日に。いや、もっと前にか。

ある程度事が終わると、つまんなーい。と声をあげながら空き教室から全員出て行った。

体を起き上がらせると、あちこち痛む。
変な音が鳴った指は変色していた。

濡れた教科書をカバンの中に入れ、濡れた制服のまま家に帰った。

家族はいない。

私に居場所はない。

どこにも私はいけない

私は鳥籠の中

逃げ場なんか、ない。