1人の姉と7つ子の俺ら ７〈フィッシャーズ〉

鍋パ 2 ページ15

『そんな、泣いてるところは別に…』

ダーマ
「レアだもーん」



少しお酒が回ってきた



『うちさ…みんなが頑張って、それを応援するのはいいの……でもさ、メンバーである前に血の繋がった姉……弟達の体調管理も出来ないで…動画に出れるのもたまにで……なんか、ごめんね』

ぺけたん
「姉クが謝ることじゃないよ。体調管理出来てないのは自分達が悪いからさ」

『でもね……やっぱり、弟達がさ…体調悪くしてどっかで倒れたりなんかしたらって時々考えちゃうんだよね……ほら、シルクなんかさ、身体に爆弾4つ？くらい抱えてんでしょ？もっと早く気づけなかったうちにも責任はあると思うんだよ…』



振り返っても…

ネガティブなことしか出てこないな…



『ンダホの難聴もそう……マサイの胃腸もそう……フィッシャーズを支えるべきであるうちがちゃんとしてないから「姉貴！！」…ふ、ふぇっ！』



いつの間にか対面にいたシルクが

真横に来てて

ぎゅっ…



シルク
「そうやってさ、自分ばかり責めないでって…体調を壊しがちなのはYouTuberの悪い癖…そこをしっかりしてこその俺らだからさ。全責任を姉貴が背負ったら、潰れちゃうって」

マサイ
「俺らも心配なんだよ。姉ちゃん、いつも無理ばかりしてるもん。今までの言葉全部返そっか？」

『……』

ダーマ
「支え合ってこそ。だろ？」



あぁ…泣きそう……



ザカオ
「あ！水餃子無くなった！持ってくるね」



早いよ…

大人になって…

一人一人しっかりして…



『もうすぐ2020か…』



秒針は…チッチッ…と回り続け

あ……



シルク
「ハッピーニューイヤー！！2020だな！」

マサイ
「もう！？え、てかもうそんな時間だったの！？」

『みんなに、うちからプレゼント。お年玉でーすw』



ポチ袋をみんなに手渡しした

貰って一目散に中身を見るシルク



シルク
「ほんとにいいの！？」

『それ去年も聞いたwよし、ほら、残り少ないから水餃子食べちゃうよ』



残りをぱぱっと食べて

鍋や食器を片付ける



ぺけたん
「新年あけましておめでとうございます。姉ちゃん、今年もよろしくね」

『うん、よろしくね。みんなもね！』

マサイ
「めでてぇな〜」



口々に返す

うちも新年になったし、新しいことを始めようかな〜w

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