1人の姉と7つ子の俺ら５〈フィッシャーズ〉 (ページ42)

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風邪っぴきの2人ページ42

仕事の電話が何本か入って、対応して

いつの間にかお昼を過ぎていた

ギシ…ギシ…

『ん？どしたの？』

マサイ
「お腹すいちゃった…」

『お粥食べる？』

マサイ
「うん」

『温めるから、待ってて』

ソファーに横になるマサイ

ぺけたん
「マサイー、大丈夫？」

マサイ
「大丈夫…」

モトキ
「熱さまシート貼り変える？」

マサイ
「貼り変える…」

モトキが熱さまシートを出し

ぺけが扇子でパタパタとあおぐ

「つ、つめてっ…」と声がしたw

シルク
「姉貴…」

『あ、シルクも起きた？』

シルク
「汗で気持ち悪いから…お風呂入りたい…」

『わかった。シャワーでいい？』

シルク
「うん…」

見ると

シルクが、着替えを持ってた

お粥が温まった

レンジから取り出して

食べやすいように小さい器に盛る

『シルク、お風呂いいよ』

シルク
「うん…」

シャーと、シャワーの水の音が聞こえる

モトキ
「マサイ、食べれる？」

マサイ
「しんどぃ…」

モトキ
「はい、あー」

マサイ
「あー…んっ…あっつい…けど美味い…w」

ンダホ
「ただいまー」

ダーマ
「帰ったぞー」

出かけてたのか、ンダホとダーマが帰ってきた

手にはビニール袋

『中身は？』

ンダホ
「アイスだよ」

ダーマ
「シルクとマサイにって。あと俺らの分もちゃんとあるからな」

袋の中からはたくさんのアイス

どんだけ買ったんだ

ンダホ
「あれ？シルクは？」

『お風呂。シャワーを浴びてると思うんだけど…』

様子を見に行こうとすると

ドタンと音がした

え…？

急ぎ足で行くと

髪を乾かそうとしたのかドライヤーを出して…

力尽きたように、座り込んでたシルク

『シルク！？大丈夫？』

シルク
「う、うん…濡れてるから…乾かしたいけど…しんどくて…」

『わかった。乾かすから、リビング行こ？立てる？』

シルク
「立てる…」

シルクを支えながらリビングへ

お粥を食べ終えたマサイはパーカーを着て、モコモコの靴下を履いてた

マサイ
「足元、凄い暖かい…w」

それに比べてシルクは…

上は長袖なのに…短パンってどういうこっちゃ！

シルク
「暑いもん…」

『風邪の時は言うこと聞け。長袖長ズボン！靴下もちゃんと履く！』

シルク
「……はい…」

ドライヤーとタオルで

わしゃわしゃとシルクの髪を乾かした