1人の姉と7つ子の俺ら５〈フィッシャーズ〉 (ページ29)

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同時進行でページ29

無事にイベントは終わったみたいね

良かった良かった

「魚嶺さーん！」

『あっ！はい！』

代わったばかりでシルクには申し訳なかったけど、仕事に戻らなきゃ

ブチッと電話を切った

「ここの照明はまだ定かではないため、衣装も決められません…」

『じゃあ、複数のパターンを考えておきましょう。最悪の場合でも対応できますから』

衣装だといっても、ライブでの衣装

モデルみたいにずっとは着てない

早替えできるようにもしておかなければ

どうしても照明が……

仕方ない…電話をかけよう

『もしもし、お疲れ様です。魚嶺です』

松本
「あっ、お疲れ様です！どんな感じですか？」

『8割は大まかにですが』

松本
「ほんとですか！？やっぱり、凄いな〜」

『あの、Song for youの衣装なんですけど…』

松本
「ふむふむ…」

今でも信じられないです…

あの松本さんとお電話できてるなんて！

松本
「うん！その案でお願いします！」

『了解です』

松本
「ライブが終わったら、打ち上げに来てください！」

『わ、私がですか！？』

松本
「はい！」

『いいんですか！？』

松本
「もちろんです！本番もよろしくお願いしますね！」

『はい！よろしくお願いします！』

プツッ…

後で照明さんに確認とったところ

あまり目立つようなライトは使わないとのこと

……

『ここまでにしましょう。皆さん、本日もお疲れ様でした』

衣装製作に没頭しすぎて、時間が定時より大幅に過ぎていた

衣装の出来栄えや早替えのしやすさなど

課題は山積みだ

社員が帰ったあと、

ライブの衣装とはまた違う仕事の資料を読む

同時進行しなければ…

結局…家に帰ったのは真夜中の1:00

電車はもちろん無くて

途中まで歩いて

タクシーを見つけて、家に帰ってきた

お風呂に入って寝ようとしたけど仕事が気になって…

寝たのは2時間くらい

次の日の始発から会社に行って……

そんな日を3,4日くらい過ごした