フィナーレ後 ページ37
全員がステージへ上がる
フィナーレを終え、控え室へ
あれ？姉貴は？
カツカツ…と、どこからか聞こえる靴音に耳を澄ませながら探す
「大丈夫ですか？無理をしないでくださいとあれほど言ったのに…」
『あはは…いってて………ちょっと待って…痛い…』
「車椅子こちらにありますよ？」
『控え室までは歩いていくよ…』
「ダメです！ムチを打ってまで歩かれたんですから！少しでも！」
『わかった……』
こんなやり取りを聞いていた
シルク
「姉貴！」
振り返った人は…
やっぱり、姉貴だった！
『あぁ…シルク、みんなも…ふふっ、お疲れ様』
マサイ
「えっと…この人は？」
『うちの秘書の神藤(しんどう)』
「初めまして。弟さん達ですね。いつもお話をよく聞くんですよwそれよりも！一刻も早く休みましょ！」
『あ、ちょっと…話途中なのに…』
「身体を優先してください！」
俺らもついて行く
控え室で横になる姉貴
ぺけたん
「バカ！」
『へっ！？』
突然、姉貴の前にぺけが行ったと思えば
いきなり、「バカ」と…
ンダホ
「ぺ、ぺけ？」
ぺけたん
「なんで？なんで来たの！？」
『出るために…』
ぺけたん
「なんでもっと身体を大事にしないの！？」
『……』
ぺけたん
「本当にさ！もっと身体を大事にしてよ！何度も言ってるよね！？なのに…これで何回目！？無理して出ることじゃない！！」
珍しくぺけが怒ってる
いや、姉貴に…姉貴の心に言ってるんだ
ぺけたん
「俺が…どんな気持ちでいたか分かる？あの時…俺がもっと早く気づいていればって…後悔しかないんだよ…姉ちゃんがこんな大怪我しなくて済んだ…苦しまなくて済んだのにって……」
『ぺけ…』
ぺけたん
「もうやめて……無理しないで…ほんとに……姉ちゃんが居なくなったら…俺……俺っ……」
泣き出してしまったぺけを優しく抱く姉貴
『ごめんね。みんなの姿を見たくて…そうしたら自分も出たくなって…』
ぺけたん
「まだ治ってないんでしょ…？」
『うん……今もね、凄く痛い……でも、ぺけやみんなをそういう不安な気持ちにさせちゃった方がもっと痛い……大丈夫だよ、ぺけ。姉ちゃん強いから』
ぺけたん
「理由にならないよぉ……」
泣きじゃくるぺけの背中をさする姉貴
マサイやザカオまで泣き出してしまった
俺も目頭が熱くなってきた…
『みんな、お疲れ様。ありがとう』
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ミライ(プロフ) - うささん» こちらこそ！リクエストありがとうございました！ (2019年10月22日 20時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - ありがとうございました！！ (2019年10月22日 19時) (レス) id: ef9cb00822 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - うささん» 了解です！ (2019年10月22日 14時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - ありがとうございます！全員の方が嬉しいです！ (2019年10月22日 13時) (レス) id: ef9cb00822 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - うささん» 了解です！ありがとうございます！全員の方がいいですかね？ (2019年10月22日 12時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2019年10月1日 9時
