1人の姉と7つ子の俺ら ４〈フィッシャーズ〉

女性の正体 ページ36

最後、マサイがランウェイから戻ってきた



マサイ
「俺ら…ちゃんと、出来たかな…？」

ぺけたん
「出来たと思うよ！だって、姉ちゃんからパワーを貰ったんだから」



最後は歩いたモデルさん達と俺ら全員ががステージに上がる

と



"待ってください"



凛とした女性の声

帽子を深く被っていて、顔は見えない

俺らの横をスタスタと歩いてく…



ンダホ
「ねぇ、誰？知ってる？」

ザカオ
「ううん。知らない…」



シュッとしたスタイルの黒の洋服に

黒の帽子を深く被ってる


誰だ？

その人に釘付けになって魅入った



"さぁ！最後を飾るのはこの人！"



突然のアナウンス

この人は、世界でも有名のモデルさんか！？

だとしたら！後でサイン貰いたい！

なんて考えてる俺(シルク)w



"登場してもらおう！"



すると、会場全体の電気が消えて真っ暗になった

突然の事で動揺を隠せない俺ら



ダーマ
「な、なんだこれ！？」

モトキ
「こんなのあった！？」



そして、カツカツ…と、階段をあがり……

真っ暗なステージへ



"世界に名を走らせる、トップデザイナー兼トップモデル！この人がいなくてはこのショーは終われない！"



スポットライトが当たり

静まり返る会場

緊張が走る…

誰だ…誰なんだ？


その人は…被ってた帽子を外し

客席に投げた



"A！魚嶺ー！"



被ってた帽子を観客席へ投げると

素顔が明らかになった

どっと、歓声が上がる会場



シルク
「えっ…！？あ、姉貴…！？」

ンダホ
「嘘！？」

ダーマ
「俺が見かけたのこの人！てか…姉貴じゃん！」

マサイ
「なんで！？なんで姉ちゃんが居るの！？」

モトキ
「わからないけど！と、とにかく落ち着こう」

ぺけたん
「落ち着けるわけないよ！」

ザカオ
「ほんとに姉貴なの！？」



その仕草、歩き方、立ち居振る舞い…

どんな人でも魅了してしまうその笑顔…

滲み出てるオーラ

凄い…

これが本当のモデル…

いや！俺らの姉貴！！



ヒカキン
「Aちゃん！？」

セイキン
「こっち向いてー！」

としみつ
「姉さーん！あっ！目が合った！！」



裏にいても聞こえますw

す、凄い…凄すぎる神対応…

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