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平気なんて言うなよ ページ27

シルク
「姉貴!わかるか?」



手が少しだけ反応する

みんなが俺の声でベッドの周りに駆け寄る



ぺけたん
「姉ちゃん……ほんとにごめんなさい…俺が悪いんだ……」

ダーマ
「ぺけ、自分を責めすぎだ……俺のせいでもあるんだよ……」

シルク
「違う…誰かじゃねぇ…俺ら全員だ……俺らが姉貴を守れなかったんだ…」



涙が…



『ち、がう、よ……』



姉貴の声が聞こえて、ゆっくりと目を開けた



『みんな、は……わる、くない…から……ね?』



姉貴が優しく微笑む

プチンと何かが切れて、ぶわっと涙が溢れてきた



シルク
「姉貴っ!」

マサイ
「姉ちゃん!」

ぺけたん
「姉ちゃん…本当によかったよ……ごめんね…俺のせいで…姉ちゃんが…」

『大丈、夫…もう平気……』



起き上がろうとする姉貴を止める



シルク
「まだ、ダメだよ…1ヶ月くらい安静にしてないと…」

『ショーまで…1週間だから……それだけは休めない………いっ!ててて…』



それから姉貴は動ける範囲で自分なりのリハビリをやった

でも無理をしたら、傷が開いてしまう…

意識が戻ってから2日経ったとき



ザカオ
「そうそう」

『あそこまで…あっ!?……』

シルク
「姉貴!!」



お腹を抑えて膝をついた姉貴

見ると、抑えてるところが赤くなってた



シルク
「す、すみません!」

「どうされましたか!?」



状態を伝えると、看護師さんは近くの処置室まで運び、手当てする



「魚嶺さん!わかりますか?」

『わ、わかります…』

「傷口が開きかけています。お部屋に戻りましょう」

『…わかりました……』



戻った姉貴は、蹲ってお腹を抑えていた



ザカオ
「大丈夫?」

『うん。平気だよ』

シルク
「平気なんて言うなよ!開きかけてて……痛いんだろ…?」

『痛いけど…』

シルク
「隠すのはやめて…もう俺らの前では素でいてよ…」



マサイが病室に入ってきた



マサイ
「姉ちゃーん!見て見て!」

『ん?』

マサイ
「じゃーん、茶碗蒸し作った!食べて食べて!」

『ほんと!?いただきます……ん!とろけるねw美味しいよ』



姉貴のスマホに、会社からと事務所からと連絡が絶えない

凄い数の電話→←少しだけ



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ミライ(プロフ) - うささん» こちらこそ!リクエストありがとうございました! (2019年10月22日 20時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - ありがとうございました!! (2019年10月22日 19時) (レス) id: ef9cb00822 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - うささん» 了解です! (2019年10月22日 14時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - ありがとうございます!全員の方が嬉しいです! (2019年10月22日 13時) (レス) id: ef9cb00822 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - うささん» 了解です!ありがとうございます!全員の方がいいですかね? (2019年10月22日 12時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2019年10月1日 9時

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