メンバーにたった一人の女の子 〜短編集〜 ３ 〈フィッシャーズ〉

チャンネル開設！ ページ4

ふと、メインチャンネルの関連を見てると…

マサイ
「ん？」

どっかで見たことある名前のチャンネル…

マサイ
「【A'sdancing CHANNEL】？」

アイコンが…かっこいい

シルクハットを被って、モノトーンの衣装で、ステッキをついているアイコン

概要のページを見ると…

『ども！フィッシャーズ、Aです！いろんな曲で踊ってみました！ジャンルも様々なのでRequest頂いたものなど、ボカロなどやっていこうと思います！』

マサイ
「このチャンネルって…Aの？」

『うん。私のだよー。ごめんね勝手に開設しちゃって…』

マサイ
「いやいやいやいや！逆に珍しいなってw」

『やりたいことやってみよっかなって…w』

マサイ
「ねね！2本上がってるけど…見てもいい？」

『いいけど…ここで？』

マサイ
「じゃあ、見ますww」

初めに見るのはモノトーンの衣装の方で、場所はどこかのスタジオかな？

キラキラ〜と、『シングシングシング踊ってみました』と、字幕がでた

遠くからドラムの音が響いてくる、次の瞬間…

軽快なリズムで靴音が響き渡る……これってもしかして…

『それ、タップダンスだよー』

マサイ
「た、タップダンス…」

足捌きが凄い……どうやって鳴らしてるんだ…

動画の終わりには…

『Thank you for watching ！』と字幕で…

マサイ
「もう一本見ていい？」

『Σ(･ω･ﾉ)ﾉ!』

Aの返事を待たずに再生する

さっきとは違って、黒に青のラインが入ったドレス姿

『ライアーダンス踊ってみました』と…

マサイ
「この曲ってボカロだよな？」

『うん』

マサイ
「よく踊れるよな……」

『あ！マサイにお願いがあるの！』

マサイ
「ん？俺に？」

『ハッピーシンセサイザあるじゃん？一緒に踊りたいなーって……嫌ならいいよ…？』

ななななんだとぉ！？

マサイ
「嫌なんて言うわけないじゃん！やろやろ！ていうか…登録者数がもう10万人超えてんだなw」

『もう！？全然見てなかった…w出産の後にまた撮ろうかな〜。あ、みんながさよく踊ったとかあるじゃん？ああいうのも上げれたらなって思うんだけど…被っちゃうかな…？』

マサイ
「まじ！？いいよいいよ！んなこと気にすんな！ww」

『やったー！』

もちろん、ポチッとチャンネル登録w

まさかの！w→←心霊ドッキリ！その後

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す