クラスにたった一人の女の子〜first〜〈フィッシャーズ〉

二時間目 ページ8

二時間目は化学

//キーンコーンカーンコーン

『起立。気を付け。礼。』

号令は委員長の仕事(普通かｗｗ)

先生
「これからの授業の進め方とかテストなどについて話すからな。」

一通り説明が終わった

聞いた感じは成績をつけやすそうな感じｗｗ(そりゃそうかｗｗ)

先生
「説明は以上。これから課題を配るから、次回までに終わらせること。」

前の席から課題が回ってきた

プリントの冊子のような…15ページくらいかな？時間もまだあるし…さっさと終わらそ

＝10分後＝

終わった〜もうちょっとかかるかな〜って思ったけど、そんなにかからなかった

時計を見ると、あと20分くらいある…

『暇だ…』

何をして時間を潰そうか考えていると

マサイ
「A…あのさ…」

マサイが後ろを向いて私を呼んだ

『ん？何？』

マサイ
「ここが…わからないんだけど…」

『これ？』

マサイ
「その…教えてください…」

『これは…こうすれば、これで解けるよ』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

うーん…わかんねぇ！

化学って得意じゃないし…どっちかというと苦手な方…

課題の中は、わからないところだらけ…

『暇だ…』

後ろからため息混じりに聞こえたAの声

課題終わったのかな？聞いてもいいかな…うるさいって言われたら…うぅ〜…

葛藤の末、俺は…

マサイ
「その…教えてください…」

何？って返されたときは、やばかったかな…って思ったけど

さっ、と俺の手から紙を取って、

『これは…こうすれば、これで解けるよ』

簡潔かつわかりやすい説明だった

マサイ
「これで…こう？」

『そう。そこまでいければ解けるから』

すげぇ…解けた

ぺけたん
「マサイ〜。これわかる？」

マサイ
「これは…こうして、こう！」

ぺけたん
「おぉ！よくわかるね！」

マサイ
「さっきAから教わったんだ」

ぺけたん
「すげぇ〜」

お礼を言おうと声をかけようとしたけど…やめた

Aは寝息を立てて寝ていたからだ

マサイ
「サンキューな」

『ん？ん…次何？』

マサイ
「起きてたのかｗｗ次は古典だ」

『ん…鐘鳴ったら起こして』

お、起こすのかよ…初日から大変だな

//キーンコーンカーンコーン

マサイ
「鳴ったぞ」

『ん…起立。気を付け。礼。…」

声が、”The 寝起き”の声だったｗｗ

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