主 ページ8
加州清光side
全身が痛い
大和守安定
「…清光…大丈夫？」
加州清光
「ゃ…すさ…だ……」
安定が手を握ってる
この本丸の古株だからと出陣の連続
ケアや手入れは無し
どんなに傷ついても俺は愛されてる、俺は主のことが大好きだからって
でも、もう心も身体もボロボロだ
折れずにずっとこのままって…
あれ
なんだろう
温かい
「…ありがとう、ほんとにありがとう」
『加州もそうだし、大和守も大丈夫そうね』
遠くの方で聞こえた声
加州清光
「…ん……安定…」
大和守安定
「清光！身体の方は大丈夫？」
加州清光
「…うん。凄い不思議な感じ。さっきまでの痛みが全く無い」
大和守安定
「ここに来た新しい審神者になる人がやってくれたんだ」
加州清光
「ほんとだ。安定も」
安定も綺麗に治っている(手入れされてる)
この本丸もボロだったのに手入れされて綺麗になってる
大和守安定
「新しい審神者の人、凄かった。僕の方にまで霊力が伝わってきて手入れしてくれたんだ」
こんなに心が温かいなんていつぶりだろう
加州清光
「その人って、どこにいるんだろう…」
………
ここら辺にいるんじゃないかって安定が言ってたけど
「おわっ！」
『こんなこともできるよ〜』
稽古場の方から？
中を覗くと、燭台切光忠と大倶利伽羅
そして、太鼓鐘貞宗と紅い刀を持ってる人
あの人かな？
加州清光
「ねぇ！」
『わっ！』
太鼓鐘貞宗
「うわっ！」
俺が声掛けたと同時に、張り詰めていた空気が一気に緩んだ
『びっくりしたぁ。あ、加州清光だっけ？』
加州清光
「うん。俺の事手入れしてくれたって安定から聞いて、お礼言おうと思って。ありがとう」
『元気になってよかったよ』
加州清光
「今は何してるの？」
『太鼓鐘と手合わせしてた。そろそろ休も？』
太鼓鐘貞宗
「そうだな！主！」
『えっ、今』
太鼓鐘貞宗
「え？主って」
………
加州清光
「え、人間じゃないの？」
『人間だったら斬られても再生はしないよ』
加州清光
「あの紅い刀は？」
『血鬼術で作り出した刀』
縁側に座ってお茶を飲みながら話す
この人前の審神者とは全然違う
温かい…
鬼だとか血鬼術だとかいろいろ聞いた
加州清光
「主って優しいんだね」
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
