幸せ者 ページ47
加州清光side
『聞いて欲しいの、皆……ごめんなさい』
大和守安定
「主?」
『私…どうかしてた…』
三日月宗近
「どうしたのだ。こっちに寄れ、ゆっくり話そう」
『……ここでいい。ほんとにごめん…皆……』
俺たちの頭には「?」が浮かんでる
大倶利伽羅
「何故謝る。あんたは俺たちに謝るようなことしてないだろ」
燭台切光忠
「伽羅ちゃんの言う通りだよ、主。急にどうしたの?」
皆が、どうしたの?とか。何故謝るんですかと、主に問う
『…皆に無理をさせてしまった…出陣も連続させて…』
加州清光
「え、それだけ?」
『…それだけって何?この本丸の皆は、前の審神者のせいで身体も心も傷ついてる。無理させないように、皆の分は私が負担出来るようにってやってきた。けど…自分の過去に時間遡行軍が現れて、過去を繰り返さないで欲しいってことだけ考えたが故に、出陣も連続になってしまった…そうしないようにしようって決めてたのに……私自身で破って…』
前の審神者だったら、俺たちはどうなってたか分からない
でも、主はしっかり手入れもしてくれる
それに主は気づいてないだろうけど、心のケアまでやってくれてるんだよ
それに普通は審神者が戦場に出向くなんてことはしなくていいのに
俺たちのことを1番考えて、いつも行動してくれてる
もう、俺たちはわかってるよ
加州清光
「主、顔上げてよ。俺たち出陣の時、嫌だって思ったこと無いんだけど、その理由わかる?主を信頼してるからなの」
『…!』
加州清光
「主から溢れんばかりの霊力がとても温かくて、いつも俺たちを最優先に考えてくれてるって、分かってる、感じるんだ。主の為ならどんな戦いにでも行けるよ」
鶴丸国永
「そうだな。あっと驚く成果を持ってきてやるぜ」
今剣
「あるじさま。ぼく、こんどはあるじさまのまもりがたなとして、どんなたたかいでもしゅつじんしますよ!」
一期一振
「私も主殿の為、弟たちとも力を合わせ激戦をも切り抜けてみせましょう」
『…み、皆…』
次の瞬間、主は泣き崩れてしまった
俺たちはほんとに幸せ者だなって
主がこの本丸に来てくれて
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです!!! (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミライ | 作成日時:2023年9月11日 21時