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夢主side


三日月宗近を手入れし終える

伊達の3振りと三日月を手入れし終えて


『まだ信用されてなくても手入れさせてくれた事が意外だったな』


と、バタバタと足音が聞こえる

振り返ると、驚いた様子で私のことを見る2振り


「あ、あの……お願いです…みんなを助けてくださいっ…!」

「俺たちはどうなってもいい…だから…みんなをどうか…」


小さい子だ、恐らく短刀

ん?


『こらこら。遊ばないで、糸が出てるってば』


片方の子に着いてきただろう虎たちが、私の服に飛びつき遊び回っていた


『わかった。案内してくれるかな?』


………


粟田口か


「こ、こっちです…」

「っ!五虎退!何もされなかったか?大丈夫か?」

「お前っ!なんで来たんだよ!また俺たちを…!」

『まぁまぁ、落ち着いて。それで君…五虎退だったかな?どの刀を?』


部屋の奥へ

もちろん周囲の目線は凄いけど


「お願いします…」


横たわる青い髪のような人


「一兄に手を出すな!」


ザシュッ

肘から下を斬られる

でも、すぐに再生するんだな〜


「「!?」」

『じゃあ、始めるね』


ゆっくりと霊力を送る

ここに居る全員に伝わるようにフルパワーで


「き、傷が…!」

「凄い力…」


歪めていた表情も、今は落ち着いている


「あ、ありがとうございます…!」

『礼を言われるほどのことはしてないよ。ん?どうしたの?え?うわっ!?』


虎5匹が飛びついてきたせいで、体勢を崩し尻もちを着いた


『ちょっと、こーら。くすぐったいってば』


擦り寄ってきたり、ぺろぺろ舐めてきたり

虎に私が危険じゃないことが伝わってよかった

部屋を出ようとすると


「ほんとに…ありがとうございます…!」


手をヒラヒラさせて、部屋を後にする

さて、庭の手入れでもするか

草が生えすぎて凄い…


『ふぅ……はっ!』


一瞬で庭の手入れを終わらせる

丁寧にゆっくり草刈りとって〜とかやろうと思ったけど面倒になった

と、背後から迫ってくる気配

いや、背後から多いな


「お前…新しい審神者?」

『そうだけ(ザシュッ)』

「っ、傷が再生した!?」

『私の霊力を辿って斬りに来たんだね。斬るなら何回でもどうぞ』


やっぱり驚かれてる

そりゃそうか、再生したんだもんな


『本気で殺り合うなら相手になるけど』

「生意気なっ!」

『冗談だよ。さて、私はまだ掃除しきれてないところを掃除するから。じゃこれで』

勝負→←手入れ



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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ面白いです!!! (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2023年9月11日 21時

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