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加州清光side
「あんたは生き残りか！」
大和守安定
「清光、なんか聞こえたよね」
加州清光
「うん。主のところ行こう」
聞こえた叫び声に反応して主の元へ
小刀を手に持った見習いは、おそらく主を斬っただろう
傷が一つもないのは主が鬼だから
「命懸けで戦って…生き残りが居たなんて…悲しむに決まってる…あの戦いが無駄になっちまう！」
『私を殺すの？』
「あぁそうだ！鬼は…滅殺するんだ！」
あの戦いを見てきたからわかる
多くの命が犠牲になりながらも鬼の始祖を倒した
生き残ってる鬼＝主は殺すべきだと
『なら、私を殺したとしよう。そこからは君の想像力。歴史を守るための審神者が消えるということは、歴史を守れなくなる。ということは、歴史が変わる。ということは、君の祖先が生まれてなかったことにもなる可能性があるんだよ』
「！？」
『そうなると、もちろんだけど君は存在しないことになる。この意味、わかるかな？』
「…わ、わかってる！けど…僕の願いは……あの戦いを無駄にしたくない！痣の代償で短命だったあの人のことも…全部忘れて欲しくないことなんだ！」
小刀を持った見習いが主に突っ走って行く
俺たちに『来るな』と、合図する主
ドスッと胸に突き刺さるも無傷
『君の願いは私が痛いほどわかってる。私は鬼殺隊として、君の祖先…不死川実弥と共に戦ったからだよ』
「……」
『鬼になってしまったこと、今でもなんで私がって、ずっと思ってるの。でも、皆の思いも背負って生きなきゃ行けないって、過去が変わってしまったら鬼殺隊すらあったかもわからない。だから絶対に歴史を変えない為に尽くそうって。不死身のこの身体なら、自ら戦場にだって行ける。後どのくらい生きるのかもわからないからね』
そんなことを考えていたなんて…
「うぅっ……ぅっ…」
『これが鬼になってしまった私の罪滅ぼしだと思うから。こんなことを言うのは間違っているかもしれないけど……ありがとう。それと…ごめんなさい』
「………」
見習いは自ら本丸を去って行った
別のところの本丸にします、だってさ
大和守安定
「大丈夫だった？主」
『うん、大丈夫。あぁなるのは…わかりきってるし』
鶴丸国永
「にしてもさっきの言葉、凄く心に響いたぜ、主」
三日月宗近
「そうだな。主がしっかりと向き合ってくれたからこの本丸は明るくなれたんだ」
加州清光
「そうそう。さ、報告書やらないとね！主」
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
