始まり ページ29
夢主side
鬼舞辻が太陽の光から逃れようと肉の壁を作る
日陰に入らないよう、障害物を落としたり、攻撃して止める鬼殺隊
私たちは遠くからその様子を最後まで見届けることにした
そして、鬼舞辻が太陽の光に焼かれて消える
三日月宗近
「……消えたな」
『うん…けど、ここから』
あれは…冨岡さんか
ぴくりとも動かない炭治郎に歩み寄り手を握る
次の瞬間、目を開いた炭治郎の左腕が再生し、すぐそばに居た隠を攻撃しようとするも
A
『炭治郎…！だめ！』
冨岡
「おい！」
あれは私だ
そばに居た隠を庇ったんだ
鶴丸国永
「あれが、あんたの始まりなのか」
『…そう』
怪我を負った過去の私は素早く日陰に隠れた
傷が塞がっていく
鬼になった瞬間だ
『あれが…今の私の始まり』
加州清光
「皆が探してる…」
『もう、鬼になってしまったってわかったから、それに答えず私は姿を消したの』
崩れた街並を後にし、山の方に向かって行った過去の私
ここから今に至るまで数百年を1人で過ごすんだ
『さ、帰ろう』
燭台切光忠
「そうだね。帰ろう、主。僕たちの本丸へ」
明石国行
「やっと終わった…主はん、はよ帰りましょか」
鶴丸国永
「行くぞ、主！」
加州清光
「ほら、帰ろう！主！」
三日月宗近
「はっはっはっ。皆がお主を「主」と呼んでる。お主の気持ちが皆に伝わった証だ。帰ろう」
………
転送されると、目の前には私たちの本丸
帰ってきたんだ…無事に…
今剣
「おかえりなさい！あの…あるじさまは？まさか…」
三日月宗近
「大丈夫だ。ちゃんと戻って来たぞ」
『ただいま。とりあえず先に皆の手入れをするから、手入れ部屋に来て』
手入れする時、もう前のように私を斬ることは無くなっていた
皆が口々に言うには、私の霊力は温かい、って
手入れを終えて部屋を出ると
今剣
「あるじさまっ！」
五虎退
「主さん！」
『うわっ！』
短刀達が押し寄せて、私は尻もちを着いてしまった
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
