。 ページ3
夢主side
浴場なんだけど…
『どうしたら、こんなになるかね』
汚れきった浴場
掃除しないとだな
『そこに居るのはわかってる。出てきな』
「……」
燭台切光忠だ
「手伝う。けど勘違いはしないでほしい、君を信用したわけじゃない。掃除しないと使えないからってだけだ」
『別にすぐに信用してなんて言ってない』
………
『やーっと、綺麗になった〜。ありがとね、燭台切』
突っ立っている燭台切の肩をポンポンと叩いた
「待ってくれ。君はなぜ僕たちに介入しない」
『身体と心に傷を負ってるのに、ズカズカ入っていくわけないでしょ。私だってそのくらいわかってる』
余計に警戒されるに決まってるからね
『私のことは警戒して当たり前だよ』
「…いきなり斬りかかるような真似してすまなかった」
『別にいいよ。斬られても平気だし』
と、燭台切からお願いが
「…貞ちゃんと伽羅ちゃんを助けて欲しいんだ」
『逆に私でいいの？私のことは少なからず警戒してるはずでしょ？』
「けど…感じたんだ……君の霊力は今までの人と全く違う。とても温かい」
本当に助けて欲しいんだ
伝わってくる
『わかった。その人たちのところに案内して』
………
燭台切光忠
「ここだよ」
1人は姿が見えるけど、もう1人は？
燭台切光忠
「伽羅ちゃんは折れる寸前だったんだ。貞ちゃんは…」
『ここに居るのが大倶利伽羅ね』
全身傷だらけ…布団に横になってるものの顔は至って苦しそう
まずは目の前の大倶利伽羅から
ゆっくりと霊力を流すと
目の前には傷が癒え眠ってる大倶利伽羅
一先ず安心
同時に燭台切光忠もね
燭台切光忠
「…ありがとう。どうか…貞ちゃんをお願い」
『貞ちゃんて…太鼓鐘貞宗のこと？』
燭台切光忠
「そう。これ…」
折れてしまったってわけか…
ゆっくりゆっくり霊力を流す
戻っておいで、待ってる人がいるよと
燭台切光忠
「(凄い…)」
目の前に現れた人
太鼓鐘貞宗
「あれ…俺……折れたんじゃ…っ！？お前っ！誰だ！やめろ！みっちゃんと伽羅に手を出すな！」
燭台切光忠
「よせ！」
私に向かって刀を持ち走ってくる
ドスッ
太鼓鐘貞宗
「っ！？……刺さってるのに…」
お腹には太鼓鐘の剣が突き刺さってる
抜き取って血を拭き取り、返す
『そうやって守って折れてしまったんだね…私はそのようなことはしないから、大丈夫』
3振りの部屋を後にした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
