出陣 ページ20
鶴丸国永side
『隊長。偵察をお願い』
鶴丸国永
「言われなくてもわかってるさ」
大和守安定、薬研藤四郎、俺、新しい審神者の4人
鶴丸国永
「なんであんたが来るんだ？」
『気にしなくていいから』
時間遡行軍を見つけるや否や、『血刀』と言って刀を振るう
大和守安定
「僕も行くよ！主！」
薬研藤四郎
「血が滾るな！」
ずっと疑問に思ってた
なんで出陣に来るのかと
何度聞いても『気にしなくていいから』の一点張り
鶴丸国永
「ふぅ。これで全部か？驚きも無いな」
『危ないっ！』(ﾄﾞｽｯ)
鶴丸国永
「！？」
大和守安定
「主！」
どこからか飛んできた矢のようなものが、その人の胸元に突き刺さる
『鶴丸。怪我無い？』
鶴丸国永
「な、無いが…矢が刺さってんぞ」
『大丈夫。こんなの(ﾊﾞｷｯ)、なんて事ないよ。血鬼術、血風・一矢』
紅い矢が放たれ、遡行軍が消えた
薬研藤四郎
「身体、何ともないか？」
『何ともないよ。鶴丸、私がずっと来ることに疑問持ってるって顔してるね。刀剣男士の中には傷ついたままで、話すことすら怖いって、もう出陣したくないって思う人たちもいるんじゃないかって。だからその分は私が負担するって決めたの』
鶴丸国永
「そうか」
俺たちの状況と本丸を考えた上で、らしいな
帰ったあとは、すぐに手入れ部屋に連れられた
もちろん、大和守と薬研も
大和守安定
「大丈夫。どこも怪我してないよ」
薬研藤四郎
「俺っちもだ」
『わかった。鶴丸は？』
鶴丸国永
「俺は…」
さらりと、頬に手が添えられていた
『ここ。ちょっとまっててね』
鶴丸国永
「……」
たかが小さな傷
なのに、霊力がとても温かい
『これでよし。「失礼します！」あら、こんのすけ』
こんのすけ
「皆様にお話がございます！大至急大広間に！」
傷ついた刀剣男士はほとんどいなかった
いつの間に手入れしたんだ…
こんのすけ
「主様。貴方の恐れていたことが……大正時代に時間遡行軍が現れました」
『……』
へし切長谷部
「大正時代だと！？何故そんな時代に…」
こんのすけ
「恐らく、狙いは1つ」
『鬼殺隊を全滅させるつもり…でしょ？鬼殺隊が全滅すれば、鬼が全滅しなかったことになる。もしそうなってしまったら、今の時代にも鬼がいることになる』
加州清光
「そういや主、大正時代生まれだっけ？」
『そ。今回の出陣…私は必ず行くから』
それだけ言って去って行った
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
