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鶴丸国永side
『私の後ろついてきてるの？』
鶴丸国永
「観察すると言ったからな」
『なら、私の部屋を見せよっか』
……
審神者の部屋ってこうなってんのか〜
鶴丸国永
「この山積みの紙はなんだ？」
『報告書…消化してもしても終わらないんだよね』
加州清光
「ここが主の部屋か〜」←
三日月宗近
「綺麗な部屋だな」←
『なんで2人が居るの』
三日月宗近
「俺も興味があってな。小耳に挟んだから着いてきた」
タンスのような、ここは？
『そこには服を入れてるの。三日月、お茶用意するよ』
三日月宗近
「かたじけない」
黒い服を発見
広げてみると、肩の辺りが破かれたようで
背中に『滅』とある服だ
『それね。私が鬼になる前に着ていた服なの。たまに見て頑張らなきゃって思うために保管してあるんだ』
鶴丸国永
「鬼になる前ってことは、人間だった時ってことか」
『そういうこと』
机の上にある、あかい小瓶が目に留まる
鶴丸国永
「これは？」
『匂い嗅いでみて』
鶴丸国永
「(ｽﾝｽﾝ)っ！？」
『私はこれがご飯なの』
三日月宗近
「ほう。その少量の液体で良いのか？」
『うん。これを飲むだけでお腹いっぱいになるから』
三日月宗近
「して、その液体は？」
『血だよ。知り合いにも鬼の人がいて、輸血として買った血を分けてもらってるの。もちろん自腹でね』
と、タンスの脇に立てかけられていた物
これは…刀？
鶴丸国永
「これはなんだ？」
『それは私の刀。日輪刀っていうの』
鶴丸国永
「あんたの刀って言うのなら持ってみろ」
『…わかった』
鞘を持つが、なかなか柄の部分を持とうとしない
ゆっくりと柄の部分を持った時
ジュゥゥゥ…
『っ！』
カシャンカシャン…
煙が出るくらいの音を立て、刀を手放した
加州清光
「主！大丈夫！？」
『…平気。その刀は陽の光が沢山含まれた特殊な鋼で出来た刀。何度試しても、焼けちゃうの。鬼の首をその刀で斬れば、鬼は死ぬ』
鶴丸国永
「つまり、これであんたを斬れば死ぬってことか？」
『そう。けど刀身を見ればわかる。…折れちゃってるんだよね』
鶴丸国永
「これじゃ、刀としても使えないな」
こんなに審神者のことを観察したのは初めてだ
だが、この審神者は何も危害を加えてこない
信じても大丈夫なのか
『出陣をお願い』
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
