観察 ページ18
鶴丸国永side
新しく来た審神者とやらが驚きの連続だ
なんなら斬ってもいい。何回でも、と言ったからすぐに腕を斬り落とした
今斬ったはずだった腕が、何も無かったように元通りになっている
人間じゃない審神者、少し観察させてもらうと言ったが
鶴丸国永
「何やってんだ？」
縁側に座って、空を見ていた
おっ、誰か来る
気配を感じると共に、肩の辺りを斬られる
斬った刀剣男士は
『確か…歌仙兼定』
歌仙兼定
「知ってるんだね」
『把握済み』
歌仙兼定
「何故生きている。今のは致命傷になるはずだが」
俺が見たって致命傷とわかるが、何も無かったように再生している
歌仙兼定
「この庭を手入れしたのは君かい？」
『そ。ボロボロだったからね』
歌仙兼定
「…前の主のことを思い出させるつもりかな？」
歌仙が詰め寄る
歌仙兼定
「酷い仕打ちをされてきたんだ。見て直ぐにわかった、新しい審神者だろうと。君が自分は前の奴とは違うと言っても信用は出来ない」
『すぐに信用してなんて言わない。でも前の奴と私は別人だから、一緒にしないで欲しい。私は皆に元気で笑顔で過ごして欲しいって思ってるだけ』
歌仙は去って行った
庭にある大きな木
『ん？』
何すんだ？
『ほら、おいで』
木の上にいた1匹の虎
あの虎は五虎退のか
木に登ったのはいいが、降りれなくなったってことか
手を伸ばしてもなかなか届くわけ、ないよな
『よっ、と』
軽々と木を登り、虎と同じくらいの高さに
優しく虎を抱え木から降りてきた
五虎退
「あっ！虎くん！」
『木から降りられなくなってたみたいだね』
五虎退
「ありがとうございます！」
加州清光
「ねぇー、主。俺と手合わせしてよ」
大和守安定
「あ、僕も」
『2対1でやる？私は構わないよ』
………
加州と大和守の猛攻を余裕で裁いてる
いや、あの紅い刀…紅い斬撃…
鬼とか言っていたな
『いるのは分かってるよ。出てきな、鶴丸』
鶴丸国永
「！？ははっ、バレてたってことか」
稽古場の隅の方で、3人の手合わせを見ている
何とも独特な刀…血鬼術と言ったか？
それに、あの太刀筋はなかなかのもの
鶴丸国永
「あんたは前に剣術か何かやっていたのか」
『…鬼殺隊だったからね。鬼を抹殺する組織のことだよ』
加州と大和守が挟み撃ちで斬り掛かるが
容易くひらりと避けたので
加州、大和守
「「うわっ！」」
ぶつかるってことだな
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
