手入れ継続 ページ16
夢主side
『ねぇ、こんのすけ』
こんのすけ
「はい。なんでしょう？」
『鬼になる前の私が居た時代にも、時間遡行軍が現れるってことあるのかな』
こんのすけ
「…無いとは言いきれません」
『もし時間遡行軍が現れたら、鬼を始祖を倒せなかったことになるのかな』
そうなったら…
あー、考えるのやめよ
今は書類を片付けないとだ
大倶利伽羅
「失礼する」
『あれ、伽羅。どしたの』
大倶利伽羅
「光忠からだ」
持ってたのは皿に盛られた塩むすび
にしても凄い量
『私こんなに食べれないから、伽羅も食べよ』
大倶利伽羅
「俺は要らない。ここに置いていく」
そう言うと伽羅はすぐに立ち去ってしまった
あるんだけど…美味しそうに見えないんだよね…
人間じゃないからかね
加州清光
「あれ、塩むすびじゃん。貰っていい？」
『いいよ。凄い量あるから』
大和守安定
「僕もいい？」
なんで食べないのか不思議そうに私を見る
小瓶を取り出す
加州清光
「何それ？」
『わかる？』
大和守安定
「全然わかんない」
『血だよ。血』
「！？」
『鬼の私には、血を少しだけ飲めば事足りる』
加州清光
「そうなんだ。じゃあ、この塩むすび全部貰ってっていい？」
『どーぞどーぞ』
今度燭台切に言わなきゃだな
『さてと、私は刀剣男士たちの様子を見てくる』
………
縁側を歩いてると背後から気配を感じ、振り返る
「気づいてたのか」
『気づいてた。山姥切国広でしょ』
いつもくすんだ布を被っていると聞いてたけど
今は全身がボロボロだ
『手入れをさせて。その状態で長くいると危険』
山姥切国広
「…いいんだ。写しの俺には…この姿がお似合いなのさ」
『写しだとしてもちゃんと生きてる。山姥切国広として生きてる。貴方がいいと言っても、私が嫌なの。傷ついたまま苦しみ続けてる姿を見るのは』
山姥切国広
「……好きにしろ」
『私のことを信用出来ないのは百も承知。気に食わないのなら途中で斬っても構わないから』
ゆっくりと霊力を送ると傷が治っていく
山姥切国広
「…温かいな、あんた」
『違和感ある？』
山姥切国広
「何ともない。斬ってもいいとか言ってたが、温かい霊力に斬る気すら起きなかった」
『ふふっ、何ともないならよかった』
……
さーて、他の刀剣男士たちは何処へやら
なにか気配を感じる
大広間か
歪んでるせいで開けられない襖を壊す
中にいたのは
にっかり青江
石切丸
鶴丸国永
今剣
岩融
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
