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大和守安定side
『この力は望んだものじゃない、もうかれこれ数百年の付き合いなの。
共に戦っていた仲間にサヨナラも言えないままで…後悔しかなかった。
この本丸に来た時、みんなは誰か…大和守と加州みたいに、誰かと一緒に居る。
それが凄く羨ましかった…ここに来るまで、私ずっと独りだったからさ。
一緒に居るのに誰かが苦しんでるのは、とても辛いこと。
明石国行が苦しんでると、蛍丸も愛染国俊も苦しい。
私を化け物呼ばわりするのは構わない。…実際そうだし……
でも、みんな元気で、笑顔で、過ごしてほしい。ただそれだけなの。
手入れだけでもさせて欲しい。明石国行、貴方自身だって苦しいはず。
その後は口を利かなくてもいい。心配なら蛍丸と愛染国俊を出陣させなくてもいい、貴方自身も。私が何とかする。……お願い』
聞き入ってしまった
霊力からもわかるけど、本当に僕らのために
明石国行
「……」
蛍丸
「…国行……」
明石国行
「……今回だけです」
少しして、部屋を見ると
眠ってる明石国行が居た
ほかの2振りも傷が癒えていた
蛍丸
「…本当にありがとう…」
愛染国俊
「ありがとな…」
『…それじゃ』
いつもの元気な主じゃない…
初めてちゃんと聞いた、主のこと
大和守安定
「主…」
『大和守。ごめんね、ちょっと1人にさせて』
物凄い速さで本丸を出て、なんとか目で追えた先は瓦屋根の上
雲ひとつない空、月明かりが綺麗
大和守安定
「よいしょ…」
『大和守…私言わなかった？』
大和守安定
「言ったよ。でも、主苦しそうだったから。そばに居たいって」
明石国行に話してる時、何処か我慢してるような感じがしていた
『もう…過ぎたことだからいいの』
大和守安定
「…僕たちはさ、主じゃないから主の気持ちは分からない。でもね、話してくれたり一緒に居て少しでも楽になってくれたらって思ってる」
全然表情変えないけど、寂しかったとか苦しかったって感情は、何となく伝わってくる
『…ありがとう。さ、もう寝よ』
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
