刀剣たちの愛が重すぎる【刀剣乱舞】【鬼滅の刃】

解散 ページ46

加州清光
「それが、刀の鍔なんだよね」

『そう。無一郎の刀の鍔』

大和守安定
「綺麗だね」


本丸へ帰ってきた

向こうに行った時、


『御館様に会ってくる』


俺たちにそう言って、御館様という人に会ってきた主の手には刀の鍔が握られていた

主がかつて使っていた屋敷にも行った

広すぎて驚いたけど…


大和守安定
「あの人と何か話したの？」

『あー』


安定のいうあの人とは


宇髄天元
「…よ、A」

『…どうも』


主の後ろに居たけど、その時の空気は何か重かった

辛かった時が思い出されたら…


加州清光
「下がって、主」

宇髄天元
「…鬼殺隊が解散されたんだ」

『…解散…？』
　
宇髄天元
「鬼舞辻を倒したってことだ、俺は戦場に行ってないがな。もう鬼が出ることは無いんだ」

『…そうですか。では』

宇髄天元
「待ってくれ、A。聞きたくないって思うかもしれねぇが、もう一度ちゃんと謝らせてほしい。本当にすまなかった」


背中を向けて聞いてる主

ふぅーっと深呼吸して


『…私はとっくに鬼殺隊を辞めました。ここに来てるのは私用です。もう…いいでしょうか。今後会うこともないでしょう』

宇髄天元
「あぁ。元気でな」


大和守安定
「元気でなって。あの人言ってたね」
　
『そうだね』


屋敷に置きっぱなしだった主の荷物を持ち帰ってきた


乱藤四郎
「わぁ！これ可愛い！」

加州清光
「あ！ちょっと乱！」

乱藤四郎
「残念！早い者勝ちだよ！」


鬼殺隊にいた時の主は、アクセサリーとか凄い好きだったんだなーって想像できるような荷物

そういうのめっちゃわかる

乱に先越されたけど…


『……』

大和守安定
「刀は折れちゃったんだね…」

『…うん。鍔だけでも残ってて良かった』


命を懸けて、平和な世の中にしたんだね…って呟いた主


大和守安定
「主。これからは僕たちが居るからね」

『え？』

大和守安定
「寂しそうな雰囲気が伝わってきたからさ」

『…ありがとう』

加州清光
「俺たちは何処にも行ったりしないし、裏切ったりもしない。主が頼りだから」

大和守安定
「主のために強くなりたい。だから、手合わせしたいな」

『手合わせか。いいよ』

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