刀剣たちの愛が重すぎる【刀剣乱舞】【鬼滅の刃】

霊力 ページ40

加州清光
「だーかーらー！まだ動いちゃだめだってば！」

『もう動けるから、大丈夫なの！』


何やら言い合ってる


鶴丸国永
「何やってんだ？あいつら」

大和守安定
「清光が少し過保護すぎるのもあると思うけど、主ももう少し休んでてもいいと思うんだよね」


【主が心配で仕方ない加州】

vs

【大丈夫だと言い張る主】…か

だがなぁ…


鶴丸国永
「いつも通り過ぎないか？もっとこう…驚きっつーもんがあってもいいと思うんだが」

巴形薙刀
「驚きも何も、いつもあぁなのだから仕方ないだろう。俺もすっかり見慣れてしまった」

へし切長谷部
「おのれ加州っ…！そこは俺の役目のはずだっ！」

三日月宗近
「まぁまぁ、主が元気になったのなら良かったな」


急に双方がこちらを見る
　

加州清光
「ちょっと！安定も主に何か一言言って！」
　
大和守安定
「ぇ…えぇ？」

『三日月！加州になんか言って！』

三日月宗近
「ほう？」


主の部屋の外からは


髭切
「あの2人、いつもあんな感じだね」
　
膝丸
「あぁ。全く…飽きないのだろうか」

小夜左文字
「兄様。あれは喧嘩してるの？」

宗三左文字
「そうですね。喧嘩というか何と言うか」


かれこれ、どのくらいこのやり取りを見てんだ…？


加州清光
「もう鍛錬とかする必要無いの！主を守るために強くなってるんだから！」

『桁違いの時間遡行軍が出てきたらどうするの！皆が折られないように私だって強くなるの！』


あー、こりゃ終わらねぇな

お前らいい加減にしろって言おうとしたら

三日月の笑い声が聞こえてきた


三日月宗近
「2人はお互いのことを考えて言ってるんだな。加州、主はもう大丈夫だと言っている。それ以上止めても無駄だというのはわかっているであろう？」

加州清光
「そりゃ、そうだけど…でも！」

三日月宗近
「主こそ、加州がどれだけ心配してるかとわかっているであろう？」

『わかってるよ。でも」

三日月宗近
「「でも」ではないぞ？心配する、相手を思っての行動はとても良いことだ。だが、それが行き過ぎてしまわぬように気をつけなければならない」

「『……』」


やっぱ三日月はすげぇなぁ、さすが天下五剣だ


三日月宗近
「主」

『な、何？』

三日月宗近
「俺達は霊力がわかる。隠し事は無意味なのだぞ？」

『っ！？』

三日月宗近
「はっはっはっ」


あとで三日月に聞いた

『今より強くなって皆を守れるように…皆のこと大好きだから…』

そう感じたらしい

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