刀剣たちの愛が重すぎる【刀剣乱舞】【鬼滅の刃】

信用 ページ36

全身の血が、さーっと引いていくのを感じた


加州清光
「ぁ…あ、るじ…？」


嘘だよね…


時透無一郎
「A…？A！」


なんで…

血を吐いて…

呼吸もすごく荒い…

もう、紙飛行機とかもうどうでもいい


小夜左文字
「主…！？」

宗三左文字
「どうされたのですか！」


主が言う無一郎って人が倒れ込んでる主を抱え起こす


薬研藤四郎
「大将…！」

時透無一郎
「A、僕のことわかる？」


呼びかけに反応しようにも、意識が朦朧として反応出来ない様子の主

そして、拒絶反応が起こってるのか手が震えてる


時透無一郎
「何が原因でこんな…呼吸しようとしてるのに…」

大和守安定
「待って。前に、主の怪我が物凄い腫れ上がってたんだ。それと関係あるのかな…」

時透無一郎
「それ本当？」

薬研藤四郎
「あぁ、化膿してたから塗り薬を渡しておいたんだ。薬が合わないってことは無かったが…」

歌仙兼定
「以前主の家族の命日に、鬼に…」

時透無一郎
「あの時の…。………連れて行くしかない…」


その言葉が聞こえた瞬間、俺の中でプツンと何かが切れた


加州清光
「今なんて言ったの…？俺は断固反対だよ」


全員の視線が俺に向くのを感じる

そんなのはお構いなしだ


加州清光
「当たり前じゃん。信用できない人のところへ連れて行くとか、絶対許さないから」

時透無一郎
「でも、これしか手がないんだ」

加州清光
「主が傷つくのはもう見たくないんだよ！」

時透無一郎
「じゃあ、このままAが苦しんだままでもいいんだね？」

加州清光
「っ…！！ふざけるな！主が苦しんだままでいいなんて…誰がそんなこと言ったんだ！」

大和守安定
「清光！落ち着いて！」

加州清光
「俺は信用できない！また同じことが繰り返されたら…主が苦しむことになる…やっと開放されたのに…」

時透無一郎
「早くしないとAの命が危ないんだ。その後僕を斬ろうが構わない」


自分たちも護衛として何振りか着いていくことを伝える

もちろん、手当てしてる最中に主を傷つけようとしたら、容赦無く斬ることも伝えた


……


時透無一郎
「胡蝶さん！」

胡蝶しのぶ
「時透さん…て……Aさんですよね…？は、早くこちらに」


主が寝かされ、布やら処置する道具がせかせかと用意されていく

シャキン


胡蝶しのぶ
「！？」


俺は刀を向けた


加州清光
「主を傷つけたら、どうなるか」

胡蝶しのぶ
「…わかってます。必ず助けます」

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