刀剣たちの愛が重すぎる【刀剣乱舞】【鬼滅の刃】

化膿 ページ33

薬研が処置した主の怪我

傷が深かったのか、じわーんと血が滲んでくる


『大丈夫。呼吸で何とか止血するから』

薬研藤四郎
「大将がそう言うならわかった。ここに予備の包帯置いておくな」



次の日主を探しに行くと、中庭に居た

何を見てるのかと思ったら、花壇に咲く綺麗な花々


『あぁ、加州。大和守も。2人揃ってどうしたの？』

加州清光
「あれから怪我の具合どうかなって思ってさ。薬研も気になってるだろうし。いくら主が元鬼殺隊だとしても、やっぱり皆心配なんだよ」

『だいぶ治ってきたよ。痛みもあまりないし』

大和守安定
「次の日なのに凄いね。まだ水あげてないと思うからさ？主やる？」

『いいの？じゃあやっちゃおうかな』


『ほんと綺麗だよね〜』と言いながら水を撒く主

その最中、一瞬だけど主の表情が歪んだ


加州清光
「大丈夫！？」

『…大丈夫。何もないよ』

大和守安定
「待って。怪我が凄い腫れてる！薬研を呼ぼう！」


……


薬研藤四郎
「俺っちの処置が甘かったのかもしれないな…」

『そんなことないよ。けど、何で腫れたんだろう…」

薬研藤四郎
「包帯取るから痛かったら言ってくれ」


包帯を取って、露わになった傷跡


薬研藤四郎
「な、何だこれ…」


俺達も驚いた

傷跡が青黒く変色し腫れ上がっていたから


『や、やば…』

薬研藤四郎
「化膿か。しばらく塗り薬を渡しとくから、それを毎日塗ってくれ」

『わかった。ありがとう』


呼吸音が聞こえ、怪我の治りを早めようと主が呼吸してるのがわかる


『っ！？ゲホッゲホッ…』

大和守安定
「大丈夫！？水持ってくるね」


咳き込んだ主に水を持ってくる安定

水を飲んだ主は、少し身体を動かしたいと手合わせをお願いしてきた


加州清光
「相手になるよ。一撃でも当てる！」

『当てられたら加州のお願いを1つ聞くよ』

加州清光
「絶対当てる！」

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