見張り ページ28
加州清光
「主。怪我完治しないと本丸から出さないよ」
あれから、主の手当を終え、そのすぐあと俺たちを手入れしてくれた
霊力の消費が凄いはずなのに、ケロッとしてる主
『いや、ほらもう動けるかr「ダメ!」…か、加州…』
宗三左文字
「加州さん、こちら持ってきましたよ。それと見張り交代です」
『み、見張り?』
加州清光
「ありがとう、宗三。部屋からはいいけど、絶対に本丸から外に出さないようにね」
宗三左文字
「わかりました」
……
『何で加州は…あんなに……見張りなんて…』
宗三左文字
「余っ程大事にされてるってことですよ。自分を守って怪我して戻ってきたとなれば、僕も焦りますし、あんなふうになるのもわかります」
小夜左文字
「兄様」
宗三左文字
「お小夜も見張りですか?」
小夜左文字
「うん。主を外に出すなって。山とか行かれたら困るって」
『猫じゃないんだから…わかったよ。部屋を出る時も2人に着いてきてもらうし、ちゃんと言うから』
宗三左文字
「当然です」
腕の包帯を交換したいとの事
薬研を呼び、手伝う
小夜左文字
「痛む?」
『少しね』
薬研藤四郎
「やっぱ回復力には適わねぇなぁ。このまま安静にしてれば早く治るから、本丸飛び出して山とかに行くなよ?大将」
『は、はぁい…』
その後も、僕とお小夜で主を見張ります
小夜左文字
「主。見て」
『これ…私に?』
小夜左文字
「うん」
『ありがとう、小夜。そうだ、2人に部隊編成を一緒に考えて欲しいんだけど…』
小夜左文字
「わかった」
宗三左文字
「僕でよければ」
『あ、巴形。ちょうどいい所に。一緒に部隊編成考えたくて』
巴形薙刀
「わかった。俺でよければ助言させてもらおう」
……
夜になって
小夜左文字
「……さ、…………様……兄様」
宗三左文字
「お小夜…どうしましたか?江雪兄様も…」
江雪左文字
「お小夜がこのような様子なので…」
こんな夜に、何でお小夜が僕たちを起こしたんでしょうか
小夜左文字
「変な感じがする…」
そう言ってお小夜は部屋を飛び出して行きました
慌てて僕たちも後を追うと、そこは主の部屋
『フゥ-……フゥー……』
主が布団から上体を起こした形で、刀を抱えるように持ち、荒々しく呼吸していた
霊力も捻れてるような…苦しそうな感じが伝わってきます
小夜左文字
「主。主!」
『さ、小夜…宗三に江雪まで』
江雪左文字
「汗が凄いですね…」
宗三左文字
「落ち着いて下さい、主」
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善(プロフ) - その悪女が、夢主主さんの本丸に見習いに来て悪事をしそうだ (5月8日 11時) (レス) id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - こだぬきさん» コメントありがとうございます!最後までご愛読していただきありがとうございました! (3月9日 18時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - 完結お疲れ様でした、主人公さんが幸せになれて本当に良かったです…! (3月9日 8時) (レス) id: df107beb4b (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 信乃さん» コメントありがとうございます! (1月1日 16時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
信乃 - お話が最後すぎて続きがくそ楽しみです!続きまってるので頑張ってください!!! (1月1日 16時) (レス) id: 5a5da0008a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミライ | 作成日時:2023年11月26日 16時