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呼び出し ページ3

薬研藤四郎
「大将。この怪我どうしたんだ?」


手当しながら薬研が聞いてきた


『……な、何でもないよ』

鶴丸国永
「嘘だな、返事までに妙な間があった。何かあったことは明白だろう」

『……』


私が返答に迷ってることを察知してか

燭台切が、手当ありがとうと薬研に言った


『ありがとう、薬研』

薬研藤四郎
「また何かあればいつでも言ってくれよな」

燭台切光忠
「足に負担かけないように、背中に乗ってよ主」

『え?』


返答を言う前に、ひょいっと身体が浮き上がる感覚がした

目線が高い


太鼓鐘貞宗
「みっちゃん!お、その人が新しい主か?俺は太鼓鐘貞宗!よろしくな。んでこっちが伽羅だ」

大倶利伽羅
「大倶利伽羅だ」

太鼓鐘貞宗
「足…怪我してるな。大丈夫か?」

『うん、大丈夫』


私は気になることを聞いた


『ここの前の審神者の人ってどんなことやってたの?』

鶴丸国永
「出陣や遠征から戻ってきた時の手入れとか、内番も順番に回していたな」

『手入れ?』

鶴丸国永
「審神者には霊力があるんだ。傷ができても霊力で手入れすれば元に戻る」

燭台切光忠
「僕、感じたんだけど。主の霊力って嵐みたいだよね」

太鼓鐘貞宗
「同感だぜ、みっちゃん!なんかこう…したたかっていうか、荒々しいっていうか、豪快っていうか……でも、すげぇぞ!主の霊力!」

『そう…なの?』


カァァ!と聞きなれた鴉の声が聞こえる


『燭台切。ちょっと下ろしてもらえる?』

燭台切光忠
「その場所まで背負って行くよ」

『わかった。じゃあ、鴉の声がする方までお願い』


庭に行儀よく待ってる鴉

その鴉を不思議そうに見る刀剣たち


『ごめんね、その鴉私に用があるの。ユキ何かあった?』

鎹鴉(ユキ)
「カァァ!御館様ガ呼ンデルヨ!」

『わかった』


「か、鴉が喋った!?」
「御館様って誰?」


荷物は先に送ってもらってるから、部屋にある

自室へ行き、隊服に着替える

呼吸を整えてと


『じゃあ行ってくる。どのくらいかかるか分からないけど』

「「その格好…か、かっこいい…!」」


……


刀は本丸に置いてきた

持ってくる訳ないし

持ってきても使われたくないし


『御館様。東雲Aです』

産屋敷耀哉
「入っていいよ」


御館様のお姿を見ると落ち着く


産屋敷耀哉
「どうしたのかな?こっちに来なさい。もう泣かなくていいんだよ」


無意識のうちに私は涙を流していた


産屋敷耀哉
「無一郎、Aが来たよ」

御館様→←本丸



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(プロフ) - その悪女が、夢主主さんの本丸に見習いに来て悪事をしそうだ (5月8日 11時) (レス) id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - こだぬきさん» コメントありがとうございます!最後までご愛読していただきありがとうございました! (3月9日 18時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - 完結お疲れ様でした、主人公さんが幸せになれて本当に良かったです…! (3月9日 8時) (レス) id: df107beb4b (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 信乃さん» コメントありがとうございます! (1月1日 16時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
信乃 - お話が最後すぎて続きがくそ楽しみです!続きまってるので頑張ってください!!! (1月1日 16時) (レス) id: 5a5da0008a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2023年11月26日 16時

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