刀剣たちの愛が重すぎる【刀剣乱舞】【鬼滅の刃】

強く ページ14

燭台切光忠
「主、目が覚めたのかい？」

五虎退
「は、はい！」

歌仙兼定
「そうとなれば、身体にいいものを作って持っていこう」

燭台切光忠
「そうだね」


五虎退が燭台切光忠たちに伝えに行ってくれた


加州清光
「まだ起きちゃダメだよ。1週間経ってるけど、しばらく安静って薬研が言ってたから」

『そっか…ｽｩｩｩ……』

加州清光
「凄い呼吸音…何してるの？」

『全集中・常中。身体能力を向上させるの、怪我の治りも早くなる』

加州清光
「でも、今はゆっくり治すことを考えて。早く治って欲しいって思ってるけど、急かしてるわけじゃないんだよ。皆、元気な主を見たいからさ」

『…わかった』


燭台切と歌仙が粥を作ってくれたらしい

2人の姿が見えると、布団から身体を起こそうとする主


加州清光
「だから、まだ起きちゃダメだっては」

『で…でも…』

加州清光
「わかった…歌仙、主を起こしてもらえる？」

歌仙兼定
「わかったよ。痛かったら言ってくれ」


燭台切から粥が入った土鍋の乗ったお盆を貰う

枕元まで来て、器に取り分ける


加州清光
「食べれそう？てか、熱いよね。フーフー…はい」

『ん、ん？？』

加州清光
「熱いから冷ましたの。それに身体だって怪我だらけなんだから。ほら、口開けて」

『…あ、ぁー………ん……美味しい』

燭台切光忠
「良かった。生姜が入ってるから身体が温まるように作ったんだ」

歌仙兼定
「まだあるから」


土鍋の半分くらいを食べて、もう大丈夫と主が言った


燭台切光忠
「まだ動いちゃダメだよ」

加州清光
「主ってば」


ダメだと何回も言ってるのに、布団から出ようとしてる主


『回復させないと…機能回復訓練しないと…』

加州清光
「なんかやらなきゃいけないのはわかったけど、今はまだダメだってば！」

大和守安定
「清光の声、下まで聞こえる。主、清光の言う通りだよ」

『……わかった』

鶴丸国永
「聞いたぜ。動けるようになったら俺が相手してやるよ」

小夜左文字
「僕も」

『鶴丸…小夜も…』


布団に戻って、横になった主に布団をかける


加州清光
「痛くない？」

『うん、大丈夫』

加州清光
「じゃ、安定。稽古しよ。主に負けないように」

大和守安定
「望むところ！また来るね、主！」


少しでも強くなろう

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