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冷気を操る鬼 ページ4

『空の呼吸、壱ノ型、疾風迅雷』


地上戦に特化した壱ノ型と

空中戦に特化した弐ノ型

この2つを主に使えば難なく鬼を倒せる

問題なんて何も無かった

次々と出てくる鬼を斬り続けている

数が多すぎて疲労が溜まってきていた時


「わぁ!女の子だ!」


闇から聞こえてくる不気味な声

この気配…上弦か

何だこの気配…今までよりも格段に重い


「ねぇ君、1人?」

『壱ノ型、疾風迅雷!』

「凄い速さだね!」


ガキン!と刀と扇のようなものがぶつかり合う


「綺麗な刀だ。見たことないよ」

『お前…上弦の弐…』

「君は人間の女の子みたいだけど、なにか混じってるかな?」


流石にここで一戦交えるのは体力が続かないかもしれない

でも、鬼を抹殺しなければ…!


「血鬼術、凍て曇」

『!?』


途端に周囲を冷気が包む

物凄く寒い

こりゃ、地上戦は無理かもな

羽織りを脱ぎ捨てる


「(と、飛んだ!?背中に生えているのは何だ…羽根?この子人間じゃないのか?)」


空中にいれば地上の冷気を吸わずに済む


『弐ノ型、画竜点睛!』

「血鬼術、枯園垂り」


斬撃がぶつかり合う


「君は人間じゃないね。でも、綺麗な髪、美しい瞳。気に入ったよ」

『鬼に気にいられるとか、胸糞悪い』

「ははっ、言ってくれるねぇ。血鬼術、冬ざれ氷柱」

『!?』


真上から降ってくる氷柱

避けるも何本かは羽根や身体を掠り、痛みが走る

氷柱が無くなったところを見計らって、首を…


「おっと。氷柱は上からだけだと思ったかい?」

『!?』


扇を一振りした途端、氷柱が下からこっちに向かって飛んでくる

避けなければ…


『あ"っ……くっ……』

「血鬼術、蓮葉氷」


飛ぶ力が無くなってきてる…

一瞬、足が蓮に触れジワジワと凍るような痛みが襲う

一旦距離を取らなければ…


「血鬼術、蔓蓮華」

『!?』


刀で受け止めるも、別の蔓が肩を突き抜ける


「ありゃ〜、飛んだねぇ。面白い子だったなぁ〜」


冷気を操る鬼は笑いながら闇へ消えてった

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作者名:ミライ | 作成日時:2022年8月30日 1時

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