私のエゴ ページ14
『煉獄さん。もしかしたらその鬼は夜現れて、鬼殺隊士のふりをしてるかも知れません』
煉獄
「なぜそう言えるんだ?」
『一般人にも稀血の人は居るはず。なのに鬼殺隊の柱の不死川さんを選んだ』
煉獄
「言われればそうだな……となると、不死川の稀血を狙いつつ柱を倒そうと考えてるのかもしれないと?」
『柱さえ倒してしまえば、下の階級の隊士など柱相手の力を使わず倒されてしまうかと…』
煉獄
「なるほどな。その可能性が1番高いだろう」
『煉獄さん。不死川さんと一緒にいる女性を見たら声をかけて名前を聞くことは可能でしょうか。その人が本当に鬼殺隊員なのか御館様に聞いて確かめることが出来るかと』
煉獄
「よし、わかった。俺に任せろ。さすがにAは動かない方がいい。まだ怪我も治ってないし、不死川のことだからな」
『…わかりました』
煉獄さんも忙しいのに…
引き受けてくださったこと感謝しないとね…
とはいえ、私も実際にその女性と会ってみなくちゃ
『では、私はそろそろ見回りのために行きますね』
煉獄
「気をつけてな」
『煉獄さんも、お気をつけて』
……
そして、夜
見回りをしつつ、あの女性と不死川さんを探す
上弦だとしたら…勝てるか分からないけど
首を斬って負の連鎖を止めなければならない
例え不死川さんの記憶が戻らなくてもいい…
私が死んでもいい…
ただ、不死川さんを救いたいってだけのエゴかもしれないけど…
鬼は抹殺するだけだ
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作者名:ミライ | 作成日時:2022年8月30日 1時