風邪 ページ10
雪音
「A様が鬼狩り…鬼殺隊であることはご存知で？」
渚
「はい。何度も僕らを助けてくれて…」
雪音
「そうでしたか。A様は今風邪をひいておられて…私がお仕えする頃から風邪をひきやすいとA様本人からも…その時には毎回かなりの高熱が出てしまい…最低でも下がるまで最低で3日、長くて5日ほど…」
渚
「そうだったんですね…」
糸成
「あいつの部屋はどこですか？顔だけでも…」
雪音
「わかりました。移ってしまう可能性もありますので短時間でお願い致しますね」
雪音さんは糸成くんを月宮さんの部屋に案内しに行った
戻ってきた雪音さんが僕らに話したこと
雪音
「痣を発現させたと聞いたのですが、幸いにもただの風邪らしく、影響しないそうで何よりでした」
ん？痣って？
何に影響するんだろう…
業
「あの、今…痣って言いましたか？」
雪音
「はい…あ、ご本人様から聞いてませんか？」
渚
「はい。何も…その痣を発現させたら何か起こるんですか？影響するって、一体何に…？」
雪音
「それが…____________」
〜〜
あいつの部屋に来た
だだっ広い和室の真ん中に布団が敷いてある
『……あっ…糸成くん…』
普段よりも弱った声
少しほんのりと顔が赤く、汗をかいている
糸成
「大丈夫か」
『…うん……明日も、学校、行けない…』
糸成
「あぁ、わかってる。雪音さんから聞いた。水飲むか？」
『…うん……飲みたい…』
起きようとする月宮を支える
細い…
こんな華奢な身体からあんな馬鹿力が…
糸成
「あのさ」
『……ん？』
糸成
「…ありがとう。あの時、助けてくれたこと…」
『…無事なら、いいんだよ……それが、私の使命…』
糸成
「タオル替えるぞ」
近くにある桶の中の水でタオルを湿らして絞り、月宮の額に乗せる
『…寝るね……また、学校で……今日、来てくれて、ありがとう…』
糸成
「また来る。じゃあな」
何だこの気持ち
何だか…ホワホワするような…
ちょうど渚と業も帰るところだったらしい
糸成
「月宮、明日も学校来れないのか…」
業
「何何〜？寂しいの〜？」
糸成
「うるさい、黙れ」
業
「(さっきの雪音さんの話が本当なら…信じたくない……！？…だからあの時…)」
渚
「(あの話が本当なら…月宮さんは……そんな…嫌だよ…)」
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ミライ(プロフ) - 響さん» コメありがとうございます！めちゃ嬉しいです！ (8月11日 19時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
響 - 涙腺崩壊しました。泣泣泣泣泣泣泣 そしてめちゃくちゃいいお話、、、これは神作品ですよ、、 (8月11日 19時) (レス) @page42 id: 78bf574804 (このIDを非表示/違反報告)
michiillst1221(プロフ) - あああああああ（泣）夢主ちゃんがああ（泣）完結おめでとうございますうがちで泣きそうになりました（泣） (2022年4月30日 8時) (レス) @page42 id: c59c0fc159 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - みーさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年4月26日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 完結おめでとうございます🎊めちゃくちゃいいお話でした｡最後感動しました😭この作品に出会えて良かったです(ˊᗜˋ) (2022年4月26日 19時) (レス) @page42 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2022年3月3日 0時
