激戦後(訂正) ページ36
朝日が昇る
激戦を終えた校庭には見るも無残な状況だった
腕と足が無く倒れているAに無一郎という名の男の子が駆け寄る
無一郎
「A!しっかりして!倒せた…やっと倒せたんだよ…もう、鬼は居なくなるんだ……この世界から」
『……よかった…』
無一郎
「A?A!」
朝日が2人を照らす
E組全員と教師の2人は目を見張った
男子は目を伏せ、女子は顔を背ける
烏間
「月宮さんは…」
無一郎
「まだ息はあります。これから病院に行きます」
烏間
「君は…」
無一郎
「時透無一郎です」
烏間
「時透くん。月宮さんとともに戦ってくれたこと感謝する。彼女のことだが…」
無一郎
「怪我が酷すぎるので…僕は何とも言えません」
茅野
「そ、そんな…」
そう言うと、無一郎はAを抱え病院へ急いだ
渚
「……月宮さん…」
あの光景が脳裏に焼き付いている
糸成
「A…無事でいてくれ…」
……
無一郎は病院へ急いでいた
無一郎
「はぁ……はぁ……すみません!」
呼びかけた先には
「どうしたのかな?」
前世で鬼殺隊当主を務めていた、産屋敷耀哉
今世では病院の院長のようだ
産屋敷
「あまね、急いで集中治療室へ。無一郎、君も怪我をしている、そこに横になりなさい」
前世と変わらずに優しい声色で治療する産屋敷
無一郎
「やっと…倒せました…」
産屋敷
「そうか。ありがとう。またこの世でも平和に暮らせる日が来たんだね」
無一郎
「はい。地球も救えたようです。A達が」
産屋敷
「大活躍みたいだね」
無一郎は3日ほど入院、Aはいつ退院になるのかわからないと告げられた
しのぶ
「失礼致します。院長」
産屋敷
「わかった。ありがとう」
看護師さんが何かを産屋敷先生に渡した
産屋敷
「Aには義足や義手が必要なんだ。どうするかい?」
無一郎
「それは目覚めた時、本人に聞きます」
産屋敷
「そうだね」
無一郎は自分の病室へ向かった
途中の集中治療室で眠るAの姿に心を痛めながら
無一郎
「もっと早く駆けつけていれば…」
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ミライ(プロフ) - 響さん» コメありがとうございます!めちゃ嬉しいです! (8月11日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
響 - 涙腺崩壊しました。泣泣泣泣泣泣泣 そしてめちゃくちゃいいお話、、、これは神作品ですよ、、 (8月11日 19時) (レス) @page42 id: 78bf574804 (このIDを非表示/違反報告)
michiillst1221(プロフ) - あああああああ(泣)夢主ちゃんがああ(泣)完結おめでとうございますうがちで泣きそうになりました(泣) (2022年4月30日 8時) (レス) @page42 id: c59c0fc159 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2022年4月26日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 完結おめでとうございます🎊めちゃくちゃいいお話でした。最後感動しました😭この作品に出会えて良かったです(ˊᗜˋ) (2022年4月26日 19時) (レス) @page42 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミライ | 作成日時:2022年3月3日 0時