温もり ページ30
糸成くんの腕には、血塗れの月宮さん
渚
「殺せんせー……月宮さんは……っ…」
心臓の音が聞こえない
冷たくなっていく
千葉
「寝かせてあげよう」
殺せんせー
「降ろさないで糸成くん。あまり地面の雑菌に触れさせたくない」
殺せんせーが頭上から下ろしてきたもの
殺せんせー
「月宮さんの血液や体細胞です」
バトル中に圧縮し無菌膜で保管していたらしい
僕らに使う触手は戦いでは使わず、温存していたと
殺せんせー
「これから全ての細胞を繋ぎます。より早く……より精密に……」
祈るように見守る糸成くん
傷一つ残らない
地面に下ろし、どてっ腹をぶち抜かれた時の対処法通りに出来たって言ってたけど…
杉野、前原、岡島
「「「そんな事態普通想定してねぇよ！」」」
月宮さんの身体に触手を当て、電気ショック
『……かはっ…！』
糸成
「！？」
ゆっくり起き上がる月宮さん
『…あれ……私……』
殺せんせー
「良かったです。月宮さん」
『…助けてもらっちゃった……』
殺せんせー
「いいんですよ。身体を張ってまで皆を守ってくれた。感謝しかないですよ」
『…ふふっ……え？うわっ！』
みんな月宮さんに飛びつく
と、その中で
『…痛っ！』
糸成くんが月宮さんの肩をど突いた
糸成
「……心配させやがって…ばかA…」
『…ごめん』
糸成
「…ちゃんと、温もりがある………！？」
月宮さんの手を握って温もりを確認した糸成くん
その隙に手を引いて糸成くんを抱きしめた月宮さん
糸成
「…ば、ばかっ……何すんだよ…」
『…こうしたくなっただけ』
糸成
「(……////)」
中村
「ひゅー！お熱いねぇ〜」
と、殺せんせーがゆっくり倒れた
殺せんせー
「ふぅ…疲れました。皆さん……暗殺者が瀕死のターゲットを逃がしてどうしますか…」
「「「！？」」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミライ(プロフ) - 響さん» コメありがとうございます！めちゃ嬉しいです！ (8月11日 19時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
響 - 涙腺崩壊しました。泣泣泣泣泣泣泣 そしてめちゃくちゃいいお話、、、これは神作品ですよ、、 (8月11日 19時) (レス) @page42 id: 78bf574804 (このIDを非表示/違反報告)
michiillst1221(プロフ) - あああああああ（泣）夢主ちゃんがああ（泣）完結おめでとうございますうがちで泣きそうになりました（泣） (2022年4月30日 8時) (レス) @page42 id: c59c0fc159 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - みーさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年4月26日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 完結おめでとうございます🎊めちゃくちゃいいお話でした｡最後感動しました😭この作品に出会えて良かったです(ˊᗜˋ) (2022年4月26日 19時) (レス) @page42 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミライ | 作成日時：2022年3月3日 0時
