暗殺の月柱２【鬼滅の刃】【暗殺教室】

青春 ページ19

かなり外も暗くなってきていた

帰ってくる時に鬼と遭遇しなかっただけ奇跡


糸成
「そろそろ帰る。あのタコのことだ、暫く安静にしとけ」

『…わかった。あ、雪音……っててて…あれを糸成くんに渡して』

雪音
「肌身離さずお持ちください」


糸成くんに渡したのは藤の花のお守り


糸成
「ありがとうございます。そうだ、月宮。お前に言いたいことがある」

『…ん？』

糸成
「……あのさ月み「ごめんください！」！？」


ドタドタと入ってきたのは無一郎だった


無一郎
「大丈夫？」

『あ、うん。この通り、平気だよ』

糸成
「誰だ」

無一郎
「そういう君は？その制服は椚ヶ丘かな」

糸成
「堀部糸成。こいつと同じクラスだ」

無一郎
「ふぅん。僕は時透無一郎。Aとは幼馴染」

糸成
「月宮。あとはこいつが見てくれるだろう。俺は帰る」

『…気をつけてね』


なんだろ…

糸成くん…少し様子が変だったような…


無一郎
「雪音さんから聞いたよ。お腹大丈夫？」

『まだ痛いけどね…』

無一郎
「最近、出てくる鬼が前よりも強くなってきてるんだ。鬼舞辻は居ないはずなのに」

『…新たな鬼か、隠れて生き延びた鬼か……いずれにしろ私たちで倒すしかない。例えこの命が尽きようとも…』

無一郎
「それ言わないで。Aが死ぬのは絶対に嫌だ。僕が必ず守る。死ぬなんて口にしないで」

『…でも……痣…』

無一郎
「それまで生きようよ、精一杯。鬼を倒して、今度こそ平和になった世界で」

『…うん』

無一郎
「はいこれ」

『これは？』


渡されたのは刀の鍔


無一郎
「あげる」

『ありがとう』

無一郎
「じゃ、僕帰るね。無理したら怒るから」

『わかったって』


雪音
「(あのお二人、なんだかバチバチな感じ。それをA様がどう思うのか…あぁ青春って感じが、アオハルって感じがいいですねぇ。うふふ…)」

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